札幌都心から函館主要名所へ直行!函館特急ニュースター号昼行便
札幌ー函館の都市間輸送ではJR北海道の特急北斗、ANAの新千歳ー函館線、HAC(JAL系)の丘珠ー函館線のほかに都市間バスが2系統運行されています。1つは函館バス・北海道中央バス、北都交通が運行する高速はこだて号(外部リンク)、もう1つが函館特急ニュースター号(北海道バス・外部リンク)。
中でも函館特急ニュースター号昼行便は車窓の他に、途中のパーキングエリアで休憩する時にちょっとした楽しみもあります。ほかに函館の主要観光名所やホテルが多い場所に停留所があるので、旅行にも便利。函館特急ニュースター号に乗って出かけてみませんか。
函館特急ニュースター号昼行便の概略
函館特急ニュースター号は北海道バスが札幌ー函館で運行中の都市間バスです。函館特急ニュースター号のうち昼行便は、札幌駅前ー函館駅前を5時間15~39分とJR特急北斗(全列車が3時間台)に速さでは勝てません。しかし都市間バスはJR特急に比べ、正規運賃同士の比較では安いほか、バスの停留所がJRの停車駅と比べてきめ細かく設定出来るので、人気があります。
函館特急ニュースター号昼行便は全便が札幌側の始発・終着が市電すすきの、函館側では上湯川(北海道バス函館営業所)。午後に上湯川を発車する便が札幌で清田区と豊平区の降車停留所に立寄る、午前に上湯川を発車する1便と札幌発の1便が三井アウトレットパーク北広島に立寄る以外は、札幌側が都心の停留所のみ。一方函館側は新函館北斗駅、五稜郭駅、函館駅、五稜郭公園、湯の川などの各停留所に発着します。
停留所などの概略は
緩く比較!函館特急ニュースター号vs高速はこだて号(札幌ー函館)
を参照願います。
運行本数は1日6往復で、うち1往復は夜行便。運行本数は高速はこだて号と合わせて10往復で、JR特急の11往復と比べるとまだJRの方が強いといえます。
札幌・すすきのから乗車!
始発は市電すすきの前(南4西4)
筆者は朝一の札幌発・7:14市電すすきので乗車しました。市電すすきのの朝一は釧路発が7:39、北見発が8:09、帯広発が8:54発。一番最初です。
バスは7時には市電すすきの近くに到着していました。7:05過ぎにバス停へ。
バス停の前にあるコンビニは朝は開いていません。乗車直前の買物等は少し離れた場所にあるコンビニが便利でしょう。
バス車内は夜行でも対応可能な独立3列リクライニングシートです。当日はトイレは車両後部左側でした。
携帯用電源コンセント、無料Wi-Fiも完備。
市電すすきのは筆者一人乗車し定刻に発車しました。
なお今回はニュースター号のバス停に外国人が予約なしで来て乗れるかと質問するシーンがありました。筆者は別の日にも札幌市内で遭遇しています。本来は予約しないと乗れないのですが、訪問外国人がニュースター号を知っている理由等を調べて対策した方がいいと思います。
大通バスセンター前・札幌駅前からも乗車
朝7時、8時台の札幌都心は意外と交通量がなく、次の大通バスセンター前には5分で到着。大通バスセンター前から2人乗車しました。
バスはテレビ塔の横と大通西3丁目を通って、札幌駅前へ。
札幌駅前の出発バス停は2024年9月16日より北4西3から北3西3へ移動しています。
札幌駅前から5人乗車し定刻に発車。乗車日が平日だったためか、29人定員に対し8人と少ない人数でした。
国道5号創成川通りを通り、札幌北インターから札樽自動車道、進んで札幌南インターから道央自動車道を走行します。
樽前サービスエリアで1回目の休憩
8:50に樽前サービスエリア(苫小牧市)到着。
1回目の休憩を15分とります。
乗客、運転手共に全員トイレへ。
大半の乗客はトイレ後すぐにバスへ戻りましたが、
筆者は朝の運動を兼ねて、サービスエリアにある樽前山展望台へ。
階段を駆け上がると、樽前山が見えました。
停車は15分。すぐに下ります。9:05にバスは発車しました。
天気が良ければ太平洋と樽前山などの山々を眺めながら進んでいきます。登別室蘭インターから室蘭インターの間にあり、室蘭の街が一望できる本輪西(もとわにし)展望所を通過。
高速はこだて号が休憩場所としている有珠山サービスエリアには立ち寄りません。
伊達インター~ 虻田洞爺湖インターにある高速道路の橋としては日本一の長さ(1772.5m)がある長流(おさる)川橋を渡ります。
9:50に有珠山サービスエリア通過直後に、函館から来たニュースター号と行き合い、その後ライバルの高速はこだて号(函館バス)と行き合いました。
長万部町静狩付近で、キハ150が東室蘭方面へ。実は通常ダイヤでは普通列車が走っていない時刻でした。
長万部町の静狩パーキングエリアで休憩する事もあります(外部リンク)が、今回は通過。
八雲パーキングエリアで2回目の休憩
樽前サービスエリアから2時間、八雲パーキングエリアに11:05に到着。15分の休憩です。
函館特急ニュースター号昼行便は運転手1人乗務。移動中に法令で最低30分の休憩が義務付けられています。乗客全員・運転手共にトイレへ。
八雲パーキングエリアの隣には、別ルートで一般車でも訪問が可能な噴火湾パノラマパーク(外部リンク)があります。八雲パーキングエリアから徒歩で行けるパノラマ館にちょっと行ってみました。
バスは11:20に発車。
八雲から森、大沼公園の間は天気が良ければ駒ヶ岳の車窓がきれいです。函館行なら進行方向左側、札幌行なら進行方向右側。
バスは道央自動車道の終点・大沼公園インターで下り、国道5号へ。大沼公園インターから函館駅まで約30kmです。
蓴菜(じゅんさい)沼が進行方向右側、小沼が左側に楽しめます。なお大沼公園からは離れた場所を走行。
大沼トンネルを通過すると、新函館北斗駅へ右折するはずですが、新函館北斗駅での降車がないのでパスし、国道5号を直進します。
バイパス道路・函館新道へ。
函館新道を出てすぐ、最初の降車は昭和4丁目に12:10到着。20分以上早着しました。
この後五稜郭駅前12:17に到着し1人、函館駅前着が12:26で3人降車。
函館駅前の後は観光名所・五稜郭の近くにある五稜郭公園前に12:38到着。札幌行ニュースター号の発車と重なってしまいました。2人降車し、乗客は筆者一人。
降車専用の函館アリーナバス停は降車がないので通過しました。
終点の上湯川には12:55到着。北海道バス函館営業所の敷地に入ってすぐの場所で降車しました。
筆者が終点で降りた理由、函館空港に近い観光名所の一つ・トラピスチヌ修道院に向かうため。北海道バス函館営業所からバスで来た道を戻って約15分歩きました。
トラピスチヌ修道院前から函館空港、五稜郭タワー、函館駅と結ぶバスが運行されているので、車がない観光でも便利です。
函館へ、札幌への旅に函館特急ニュースター号はいかがでしょうか。
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