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松前・江差への分岐点!木古内駅前で夕方と早朝のバスと列車を追う

宙船乗り物大好きライター・そらふね
木古内発江差行・JR江差線代替バス(函館バス運行)

北海道南部にある木古内町には北海道で最も南にある鉄道駅があるほか、駅前には道の駅もあります。また以前鉄道が走っていた松前方面、江差方面への代替バスも発着。

北海道新幹線や道南いさりび鉄道の今後について考える際、木古内駅は重要な場所でありますが、鉄道ファンには近年注目されていないエリアでしょう。筆者は2024年11月の平日に木古内駅前に宿泊し、夕方と朝の動向を視察してみました。

木古内駅前バス停について

木古内駅は現在、旅客列車では道南いさりび鉄道(五稜郭ー木古内)と北海道・東北新幹線(新函館北斗ー新青森ー東京)が発着する駅。
海峡線(木古内ー新中小国)も発着していますが、貨物列車ばかり運行される路線となっています。
北海道新幹線開業前までJR江差線(江差ー木古内ー五稜郭)、旧国鉄松前線(木古内ー松前)も走っていましたが、松前線は1988年2月1日、江差線の江差ー木古内は2014年5月12日に廃止されています。

朝の北海道新幹線&道南いさりび鉄道・木古内駅
朝の北海道新幹線&道南いさりび鉄道・木古内駅

木古内駅南側(海側)には道の駅みそぎの郷きこない(外部リンク)が2016年1月13日に開業。

道の駅 みそぎの郷 きこない
道の駅 みそぎの郷 きこない

鉄道駅と道の駅の間にはバス停があり、道の駅建物の前には知内、福島、松前へ行く函館バス1番のりば、

道の駅側にある1番のりば・知内・福島・松前行
道の駅側にある1番のりば・知内・福島・松前行

鉄道駅側には上ノ国、江差へ行く函館バス2番のりば、

鉄道駅側にある2番のりば・上ノ国・江差行
鉄道駅側にある2番のりば・上ノ国・江差行

北斗市(旧上磯)、五稜郭、函館駅へ行く函館バス3番のりば、

最も鉄道駅に近い3番のりば・北斗・五稜郭・函館駅行
最も鉄道駅に近い3番のりば・北斗・五稜郭・函館駅行

各地から到着する木古内駅前終点のバスが停まる4番のりばがあります。

降車専用・4番のりば
降車専用・4番のりば

バス待合室は道の駅、松前方面1番のりば近くにあります。
2番、3番から出発する江差、函館方面のりばからは少し歩きますので、江差・函館方面へのバス乗車直前は、道の駅にあるバス待合室より鉄道駅の出入口にいた方が雨・雪・風・寒さをしのげると思います。

道の駅にあるバス待合室
道の駅にあるバス待合室

なお鉄道駅出入口前はタクシーのりば。

木古内の観光名所の一部はバス停留所から離れています。新幹線ビュースポットなどの観光名所にはタクシーでの訪問がおすすめ。

鉄道の木古内駅・道の駅側出口の目の前はタクシー乗場
鉄道の木古内駅・道の駅側出口の目の前はタクシー乗場

今回は木古内に宿泊した日の夕方と翌朝、道南いさりび鉄道と函館バス、北海道新幹線の木古内駅、駅前での乗降を可能な範囲で視察してみました。

北海道新幹線東京行最終列車に1分接続のいさ鉄からは3人下車!

0.16:19着函館発いさりび鉄道

筆者は14人の降車客の一人として到着。鉄道ファンらしき人が筆者を含めて3人。

木古内駅に16:19に到着した道南いさりび鉄道列車
木古内駅に16:19に到着した道南いさりび鉄道列車

1.16:50発江差病院行函館バス

1人の乗客を乗せて江差へ向かいました。

江差病院行バス
江差病院行バス

JR江差線・木古内ー江差の代替バスの大半は通常の路線バスより少し小さめの車両です。

2.17:37着江差高校発函館バス

こちらは定刻に到着し1人降車。

江差高校からのバスが到着
江差高校からのバスが到着

なおこちらのバスから道南いさりび鉄道にすぐに接続する列車はありません。

3.17:36着松前出張所発函館バス

江差からより早いはずですが、2分遅れで到着し1人降車。

松前出張所から木古内駅終着のバス
松前出張所から木古内駅終着のバス

なお17:35木古内駅着北海道新幹線・新函館北斗行からは3人の下車を確認。2人が南口に登場、札苅までタクシーでした。

折り返しまでは道の駅駐車場でバスは休憩・待機。

道の駅駐車場で休憩・待機中の函館バス
道の駅駐車場で休憩・待機中の函館バス

両バスとも発車5分前に道の駅駐車場からバス停に到着していました。

4.18:12発江差ターミナル行

乗車0人のまま発車しました。江差行の最終。

17:37着のバスが折り返し江差へ
17:37着のバスが折り返し江差へ

5.18:27発知内出張所行

始発は函館で、木古内駅前到着時1人乗車していましたが降車は0人。

函館からの知内行が到着
函館からの知内行が到着

6.18:32発松前出張所行

続いて福島・松前行のバスが到着し、2人降車・1人乗車となりました。

函館から松前出張所行が到着
函館から松前出張所行が到着

手前の知内までのバスと、更に先の松前へ向かうバスが並んで停車となります。

乗継が出来るよう、両車両が並んで停車します
乗継が出来るよう、両車両が並んで停車します

先に知内出張所行が18:27に発車。

知内出張所行が発車
知内出張所行が発車

続いて松前出張所行が18:32に発車しました。松前行の最終です。

松前出張所行が発車
松前出張所行が発車

なお江差、知内、松前行共に夕方は道南いさりび鉄道からのスムーズな接続はないと言っていいでしょう。接続待ち時間に道の駅に寄りたくても、訪問日は道の駅の営業が夏より早く終わっていました。最終バスで江差や松前方面へ行く旅行者がいても、木古内駅前で道の駅以外の場所に立寄るなどの方法をとらないと時間を潰せないかもしれません。

平日は江差から20:05着のバスで木古内駅前発着の函館バスは終わりですが、今回見る事が出来ませんでした。

7.18:52着函館発いさりび鉄道

この日は18:52着・函館からの道南いさりび鉄道の降車を確認して終わりにしました。
結果は3人降車・全員南口から出場。

18:52木古内着道南いさりび鉄道列車
18:52木古内着道南いさりび鉄道列車

東京行最終の新幹線は木古内18:53発。乗り換え時間は全くありません。現時点で少ない降車客をどう増やすか、新幹線接続を改良すればどれだけ増える見込があるか検証が必要に思います。

早朝木古内発バスは何と0人!

1.6:19発江差高校前行

朝一で江差へ向かう便ですが。乗客は0人。

朝一6:19発は乗客ゼロのまま発車
朝一6:19発は乗客ゼロのまま発車

2.6:20発松前出張所行

学休日は松前高校経由しない便。土日祝は運休ですが、0人で発車。

平日のみ運行・6:20発は乗客ゼロのまま発車
平日のみ運行・6:20発は乗客ゼロのまま発車

3.6:24発函館行いさりび鉄道

乗車したのは8人(うち高校生7人)。高校生の多くは親の車で到着していました。

6:24発道南いさりび鉄道・函館行
6:24発道南いさりび鉄道・函館行

4.7:12発函館行いさりび鉄道

こちらは更に少なく、4人(うち高校生2人)で木古内を後にしました。

7:12道南いさりび鉄道・函館行
7:12道南いさりび鉄道・函館行

5.7:38発松前出張所行

学休日は松前高校を経由しない、土日祝運休する便。1人だけ乗車。

7:38発松前出張所行
7:38発松前出張所行

6.7:50着松前出張所発

途中で大半が降りた可能性がありますが、1人だけ降車しました。

7:50着松前出張所発
7:50着松前出張所発

7.7:55着江差ターミナル発

江差から松前線と同様の車両で来ましたが、残念ながら2人のみ降車。

7:55着江差ターミナル発
7:55着江差ターミナル発

降車後すぐに道の駅駐車場へ回送。

回送車となります
回送車となります

江差ターミナル発と同時に道南いさりび鉄道7:54着(函館発)が到着しましたが、正確な人数は確認できず。

7:54道南いさりび鉄道・函館発
7:54道南いさりび鉄道・函館発

道南いさりび鉄道7:54着から江差・松前方面バスにすぐの接続はありません。

8.7:58発知内出張所発函館行

1人だけ降車し、筆者を含めて3人乗車しました。松前便からの乗換は当日はなし。

7:58発知内始発函館バスセンター行
7:58発知内始発函館バスセンター行

木古内から朝一の函館方面行バスです。乗車記を後日執筆予定。

訪問日に限れば、残念ながら利用者は一桁ばかりでした。

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乗り物大好きライター・そらふね

地元北海道を中心に日本を旅するフォトライターです。フェリー・飛行機・鉄道旅が得意分野。船会社で船員管理・港業務・営業を経験後、旅行サイトでライターとなる。船・地方空港・名所・ホテルを紹介する記事を多く掲載しました。乗り物移動をより楽しくがモットー。

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