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大根の皮でもう1品!食感が楽しいハリハリ漬けの作り方|調理師の食エコレシピ

racss食育インストラクター・調理師/菜園家
浅漬けから古漬けまで楽しめる大根の皮のハリハリ漬け

おでんやふろふき大根に活躍する大根。皮を分厚く剥いた下ごしらえが染み旨の秘訣ですが、その大根の皮、どうしていますか?
迷ったら、日持ちがして食感が楽しい「ハリハリ漬け」を作ってみませんか?

調理師で食育インストラクターのracssがご紹介します。

大根の皮部分にはビタミンCがいっぱい

こんなに分厚くむいたらもったいない?
こんなに分厚くむいたらもったいない?

おでん用の大根は皮の下の繊維部分まで分厚く皮むきするのがおすすめです。でも、残った皮の量が多くて「どうしよう、これ?!」と困るかも。でも大丈夫、おいしい一品に変身させちゃいましょう。
大根の皮は固さがありますが、栄養がたっぷり。特に大根に含まれるビタミンCは、中心部より皮のすぐ下に多く含まれているんです。
その水溶性のビタミンCをできるだけ失わずに食べるには、加熱したり茹でたりしない漬物がおすすめ!

パリパリした食感で手が止まらなくなるハリハリ漬けを、皮の部分だけで作ってみましょう。

大根の皮で作るハリハリ漬けの作り方

おでん用大根の下ごしらえで出た皮を利用する
おでん用大根の下ごしらえで出た皮を利用する

<材料>

大根の皮 1本分

醤油 50cc

酢 50cc

みりん 50cc

生姜の千切り 少々

鷹の爪 輪切り1,2個(お好みで)

柚子の皮の千切り 少々(お好みで)

<作り方>

大根の表面をよく洗い、厚さ5mmほどに剥いた皮を使用します。

食べやすい大きさに切ります。時間があるときは、天日に数時間さらすと適度に水分が抜け、味が染みやすくなります。

酢、みりん、醤油をあわせて火にかけ、沸騰したら火を止めてアルコール分を飛ばします。生姜、鷹の爪、柚子皮などを加えて漬け汁とします。

大根の皮を漬け込みます。漬け汁が完全にさめないうちに入れても大丈夫です。

丸一日おいてから食べられます。すっかり汁に浸かる状態を保てば、冷蔵庫で数ヶ月保存ができます。

すっかり飴色に変わった大根の皮
すっかり飴色に変わった大根の皮

大根の皮のハリハリ漬けの食べ方

大根の皮だけで作ったハリハリ漬けは、甘酸っぱい味と歯ごたえがやみつきに!
少量を小皿に盛り、箸休めとしてもいいですし、しっかり漬かって飴色になったものならお茶漬けやおかゆに添えるのにも重宝です。

長く保存したい場合は、袋などに汁ごと密閉し大根が漬け汁から出ないようにし、冷蔵庫で保管します。筆者宅では、冬に漬けておき初夏まで少しずつ楽しんでいます。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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