里芋の下処理でかゆくならない!皮ごと茹でる方法|調理師が教える下ごしらえ
里芋はぬるぬるして皮がむきにくく、手が痒くなる人もいます。うま煮や筑前煮に入れたい里芋。しかし里芋の下ごしらえが苦手という人は多いのではないでしょうか。
そんなときは、皮ごと茹でる方法を試してみてください。筆者もこれで里芋調理が気楽になりました。調理師で食育インストラクターのracssがご紹介します。
里芋で手が痒くなるのはなぜ
里芋のぬめり成分には「シュウ酸カルシウム」が含まれています。シュウ酸カルシウムは顕微鏡で見ると尖った針状の結晶です。これが手に触れるとチクチクし、かゆみの原因となります。
できるだけぬめりに触れないようにして下ごしらえをすると良いでしょう。形にこだわらない場合なら、下茹でしてから皮を剥く方法がおすすめです。
里芋を茹でてから皮をむく手順
里芋はざっと洗って土汚れを落としてから、先端とおしり部分をカットします。
里芋を鍋に入れ、水から茹でます。水が沸騰してきたら火を中火にし、そこから10分を目安に竹串がすっとささるまで茹でます。
水で土汚れや繊維を流しながら皮を剥きます。手で簡単にむけます。傷んでいる箇所は赤っぽく変色していますのでナイフで削いでくださいね。
料理に合わせた大きさに切ります。茹でた里芋は表面のぬめりが減り、すべらず切ることが出来ます。手のかゆみも感じません。
これで料理に使いやすい里芋になりました。下茹でが済んでいるので、他の具材が煮えた頃に加えて味をなじませます。
筑前煮やうま煮に、里芋だけの煮っころがしにも活躍させましょう。シチューやグラタンなど洋風料理にも。
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