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【おせちアレンジ】黒豆の甘煮でしっとりマフィン|煮汁も余さず使ったおやつレシピ

racss食育インストラクター・調理師/菜園家

黒豆の甘煮が余ったら、ケーキにアレンジ!煮汁も活用したいなら、マフィンがおすすめです。甘い豆がアクセントになり、煮汁の糖分のおかげでしっとりと焼き上がるマフィンです。
簡単レシピを調理師で食育インストラクターのracssがご紹介します。

黒豆の煮汁には栄養がいっぱい

真っ黒な黒豆の煮汁には、アントシアニンをはじめ、鉄分やカルシウム、カリウムといった黒豆の栄養がたっぷり溶け出しています。
自分で黒豆を煮た場合は、煮汁がたくさん残っているのでは。その煮汁も無駄なく使いたいですよね。プレーンマフィンを作るときには牛乳を入れますが、それを黒豆の煮汁に変えて作ってみてください。

黒豆マフィンの作り方

黒豆マフィンの材料。砂糖は三温糖使用
黒豆マフィンの材料。砂糖は三温糖使用

<材料 約12個分>

バター 100g

砂糖 150g

卵 2個

薄力粉 200g

ベーキングパウダー 小さじ2

黒豆の煮汁 100cc

強力粉 小さじ2

黒豆の甘煮 100g

<作り方>

(1)バターと卵は2時間程度前に冷蔵庫から出し常温に戻しておく。

(2)薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。

(3)砂糖とバターを泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜ、卵を1個ずつ割り入れ、そのたびによく混ぜる。

(4)粉類と黒豆の煮汁を3回に分け交互に入れてよく混ぜる。最後はゴムベラでさっくりと混ぜるようにする。

(5)黒豆の甘煮に強力粉をまぶす。

(6)生地に黒豆の甘煮を加えてざっくり混ぜる。マフィン型の8分目まで入れる。

(8)180度に予熱しておいたオーブンで30分焼く。竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がり。

黒豆の甘煮が全部沈まないコツ

黒豆の甘煮は煮汁を切り、強力粉をまぶすと沈まない
黒豆の甘煮は煮汁を切り、強力粉をまぶすと沈まない

黒豆の甘煮はケーキに混ぜ込むには大きいので、生地の底に沈んでしまいます。
全部下に沈まないようにするには、煮汁をしっかり切り、できるだけ水分が残らないようにします。キッチンペーパーの上に一度取り出して煮汁を吸わせると良いでしょう。

さらに強力粉をまぶしてから生地に混ぜることで沈みにくくなります。強力粉を使うのは強力粉のほうがキメが細かく軽くてまんべんなくつきやすいからです。ない場合は薄力粉でも。

黒豆の煮汁をシロップに使うアレンジも

黒豆の甘い煮汁にラム酒をちょっぴり垂らしたものを用意しておき、マフィンが焼き上がったら熱いうちに表面に塗ります。パウンドケーキにシロップを打つのと同じで、しっとりとさせ、風味を強く出すことが出来ます。

まとめ

栄養たっぷりな黒豆は煮汁まで無駄なく美味しく活用したいですね。おせちのために用意した黒豆の甘煮が残っているときにもお試しください。

実は黒豆は家庭菜園でも比較的カンタンに栽培できます。黒豆栽培の方法は近日公開予定の記事でまとめていますのでお楽しみに。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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