『アナと雪の女王3』『トイ・ストーリー5』『スター・ウォーズ』7年ぶり新作、2年ぶり『D23』で発表
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、8月9日から3日間にわたって米カリフォルニア州アナハイムで開催中のファンイベント『D23:アルティメット・ディズニーファン・イベント』にて、『アナと雪の女王3』、『トイ・ストーリー5』、『スター・ウォーズ』シリーズ7年ぶり劇場公開新作『マンダロリアン&グローグー』、『リロ&スティッチ』の実写化作品など、24年12月以降の新作ラインナップを発表した。
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イベントの冒頭で同社CEOのボブ・アイガー氏は「我々のファンとの深い絆は、1世紀にわたるストーリーテリングを経て、今日これまで以上に強固なものになっています」と、ディズニーが創造的なストーリーテリングと革新性における世界的リーダーであることを強調した。
続いて、ディズニー・エンターテイメント共同チェアマンのアラン・バーグマン氏、ピクサー・アニメーション・スタジオCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のピート・ドクター氏、ディズニー・アニメーションCCOのジェニファー・リー氏、マーベル・スタジオのプレジデント兼プロデューサーのケヴィン・ファイギ氏など、ディズニーのクリエイティブリーダーたちが登壇し、新作や人気タイトルの出演者、脚本家たちを紹介した。
日本の映画興行において、コロナ禍以降のディズニー作品は、100億円超えの大ヒットを連発していた2010年代の勢いを欠いており、期待された100周年記念作『ウィッシュ』(2024年)が36億円ほどに終わったほか、近年では『リトル・マーメイド』(2023年)が34億円、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)が43.1億円と、50億円を超えるヒットが生まれない洋画メジャーとして定着してしまっている。
そうしたなか、制作本数を絞り、クリエイティブを最優先にする制作体制の抜本改革を発表してから初の『D23』を迎えた。この先2年にかけての新作ラインナップは、ディズニー作品の配信と劇場の新たなウインドウ戦略のスタートの位置づけにもなるだろう。ここからのディズニー再スタートに注目が集まる。
今回の『D23』で発表された主なラインナップは以下の通り。
<ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ>
■劇場公開作品
『モアナと伝説の海2』 2024年12月6日 日本公開
『ズートピア2(原題)』 2025年11月 全米公開
『アナと雪の女王3(仮題)』 2027年 全米公開
<ピクサー・アニメーション・スタジオ>
■劇場公開作品
『星つなぎのエリオ』 2025年6月13日 全米公開
『ホッパーズ(原題)』 2026年 全米公開
『トイ・ストーリー5(原題)』 2026年6月19日 全米公開
『インクレディブルズ3(原題)』 制作決定
<ディズニー・ライブアクション>
■劇場公開作品
『ライオン・キング:ムファサ』 2024年12月20日 日本公開
『白雪姫』 2025年3月21日 全米公開
『リロ&スティッチ(原題)』 2025年夏 全米公開
『トロン:アレス(原題)』 2025年10月 全米公開
『フリーキアー・フライデー(原題)』 2025年 全米公開
『モンスター・ジャム(原題)』 制作決定
<マーベル・スタジオ/マーベル・テレビジョン>
■劇場公開作品
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 2025年2月14日 日米同時公開
『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス(原題)』 2025年7月25日 全米公開
<ルーカスフィルム>
■劇場公開作品
『マンダロリアン&グローグー(原題)』 2026年5月22日 全米公開
<20世紀スタジオ>
■劇場公開作品
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(原題)』 2025年12月19日 全米公開
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