絶対に食べておかねばならない 仙台のラーメン「厳選」3軒
仙台で美味いラーメンを食べよう
杜の都仙台には牛タン、ずんだ、笹かまぼこなど、名物の食べ物が数多く揃っているが、ラーメンも忘れてはいけない。仙台には古くからラーメン文化があり、百年続く老舗から、先進的な新店まで美味いラーメンを出す店が数多いのだ。
仙台には全国にもその名が知られる人気ラーメン店が少なくないが、仙台でラーメンを食べ歩く上で、ぜひ足を運んで欲しい実力派の3軒を厳選した。仙台に行ったらまずはこの3軒からラーメンの食べ歩きを始めて欲しい。
身体に優しい滑らかなシルク麺『五福星』(1992年創業)
仙台市の北部、地下鉄南北線の終点「泉中央」駅から車で5分。街道沿いに佇む一際目立つ銀色の無機質な店が『五福星(うーふーしん)』(宮城県仙台市泉区野村字馬場屋敷11-2)。創業は1992(平成4)年と、今年で30周年を迎える人気店。現在の場所へ移転したのは2006年のこと。地元客はもちろん全国から多くのファンがやって来る人気店だ。
子供からお年寄りまで、誰もが安心して食べられるラーメン作りがお店のモットー。卵アレルギーのある人でも美味しくラーメンが食べられるようにと、自慢の自家製麺は卵の代わりにシルクを配合。塩はミネラルたっぷりの沖縄の天然塩「ぬちまーす」を贅沢にも使う。煮干が香る背脂ラーメンが看板メニューだが、旬の食材や産地から直送された食材を用いた限定ラーメンも必食だ。
丼から溢れんばかりのスープ『みずさわ屋』(2000年創業)
仙台宮城インターを降りてすぐ。仙台市の西側、愛子から陸前落合のエリアは仙台有数のラーメン激戦区。その中で2000年の創業以来、県内外から多くの支持を受ける店が『みずさわ屋』(宮城県仙台市青葉区栗生5-22-3)だ。店の前はもちろん駐車場待ちの車列が出来るほどの人気ぶり。
豚骨や鶏ガラに昆布や椎茸などの旨味がたっぷり含まれているスープは、丼から溢れんばかりになみなみと注がれている。しなやかな食感の自家製麺は並でも220gというなかなかのボリュームで、一杯で十分お腹が満たされる。甘めの味付けが印象に残る煮卵も必ず乗せるべし。
鶏の旨味が凝縮された中華そば『中華そば 嘉一』(2009年創業)
仙台市の中心地にある勾当台公園から歩いてすぐ。2009年に創業し、一躍仙台を代表する行列店になったのが『中華そば 嘉一』(宮城県仙台市青葉区国分町3-8-12)。連日行列を作り続ける国分町店の他に、今年6月には秋保温泉に本店を構えたばかりだ。
「鶏の味で麺を食べる」がコンセプト。鶏と水だけで取ったスープは力強い鶏の旨味が凝縮された味わいで、スープ本来の味わいを生かした控えめの調味になっている。自家製麺は茹でる直前にしっかりと手揉みしてウェーブをつけて、やや硬めに茹で上げる。親鶏を使ったチャーシューも歯応えがあり、噛み締めるほどに鶏の旨味が感じられる逸品だ。
今回紹介した店は、いずれの店も仙台屈指の人気店ばかり。仙台でラーメンの食べ歩きをする時に欠かせない名店揃いだ。行列は必至なので時間に余裕を持って、ラーメン食べ歩きの計画を立てて欲しい。
※写真は筆者によるものです。
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