
伊藤和子
弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
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- 人権は国境を越えて-弁護士 伊藤和子のダイアリー
1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。
記事一覧
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- 国連「表現の自由」に関する特別報告者が突然来日を延期。日本政府が土壇場でキャンセル
- 12月初旬に予定されていた、国連「表現の自由」に関する特別報告者の来日調査。日本政府が「関係各機関とのMTGがアレンジできない」と急に受け入れ拒絶。このような直前ドタキャンは民主主義国では極めて異例
- 2015/11/20(金) 1:49
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- 歴史的なミャンマーの総選挙。メディアでは伝わらない舞台裏の人々の姿に触れた(下)
- 11月8日、歴史的なミャンマー総選挙が実施された。国際監視団の一員として、この選挙プロセスに参加する機会を得た。メディアでは十分に伝えられない総選挙の舞台裏では民主主義を土台から支える人たちがいた。
- 2015/11/11(水) 11:35
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- 歴史的なミャンマーの総選挙。メディアでは伝わらない舞台裏の人々の姿に触れた(上)
- 11月8日、歴史的なミャンマー総選挙が実施された。国際監視団の一員として、この選挙プロセスに参加する機会を得た。そこで見たものは、メディアでは十分に伝えられない総選挙の舞台裏、とても深い感動を覚えた。
- 2015/11/11(水) 10:47
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- 国連「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」特別報告者の発言に関する誤解について
- 国連「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」特別報告者のブーアブキッキオ氏の会見発言が話題になっています。私に関する誤解もありますので、説明をします。ネット上の伝言ゲームは危険。冷静な議論を求めます。
- 2015/11/1(日) 12:04
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- 少女の人権を無視・アイドル交際禁止違反で賠償を命じた非常識な東京地裁判決はこのままでよいのか
- AV違約金訴訟で勝訴したのはよかったのだが、同じ東京地裁からこんな人権の視点に欠ける判決が出ようとは。アイドル交際禁止判決の判決文を入手した。
- 2015/10/3(土) 1:25
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- AV違約金訴訟・意に反して出演する義務ないとし請求棄却。被害から逃れる・被害をなくすため今必要なこと
- AV出演拒否した女性に対する2460万の違約金請求訴訟で東京地裁は「出演者の意に反して従事させることは許されない」と請求棄却。被害者の方は勇気を出して逃れてほしい。被害救済のための課題をまとめた。
- 2015/10/1(木) 16:59
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- 安保法制:無関心を乗り越え、紛争の続く世界に日本が何を貢献できるのか、市民の議論・行動を蓄積すべき時
- 憲法違反の安全保障法が今後適用されれば、国際社会、特に紛争地の現実にどんなリスクをもたらすのか。今こそ世界の紛争地で起きている現実に向き合い、平和のためのオールタナティブの議論・行動を考える時期だ。
- 2015/9/23(水) 9:53
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- 「あんな暴力的な採決が可決になったら我が国の民主主義は死にます」今起きてる憲法クーデターを許さない。
- 昨日参院の安保法案採決、あまりにも暴力的であり、映像や議事録を見る限り、有効とはとても考え難い。違憲と強く指摘される、日本の将来に重大な法案をこのような暴力的なかたちで採決することは許されない。
- 2015/9/18(金) 12:30
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- ユニクロ中国過酷労働・潜入調査報告書公表から半年、労働環境は改善したのか。
- 2015年1月、香港の団体SACOMとヒューマンライツ・ナウの潜入調査で明らかになった、ユニクロ・中国下請け工場の過酷労働。報告書リリースから半年以上を経過した今、ユニクロの施策が充分か検証する。
- 2015/9/5(土) 19:42
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- 安倍談話に誤魔化されない。ひとりひとりみんなの戦後70年メッセージと思い
- 戦後70年は、4つのキーワードを無理やり押し込み、玉虫色の安倍談話が出て、多くの人が誤魔化されたような踏みにじられたような気分でいる。そこで、様々なジャンルの人達に、私たちの戦後70年を語ってもらった
- 2015/8/29(土) 9:22
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- 秘密裡に行われるTPP交渉- 人権保障が大幅に後退するリスクを国連・人権専門家が相次ぎ警告
- TPP交渉が大詰めを迎えているが、リークされた協定内容が本当に合意されれば、参加国の人権保障が多面的に打撃を受ける深刻なリスクをはらんでいる。最も悪いことは、すべてのプロセスが秘密にされていることだ。
- 2015/7/30(木) 7:00
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- 日メコン首脳会議・7500億円支援表明で気になる、カンボジア、タイ、ミャンマーなどの深刻な人権状況
- 日メコン首脳会議で安倍首相は7500億円を支援表明。しかしNGO法で言論弾圧が懸念されるカンボジア、先週民主化のための憲法改正を否決したミャンマー、軍政下のタイなど人権への言及は皆無。これでいいのか?
- 2015/7/4(土) 18:27
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- 被害続く・AV出演を断った20歳の女性に芸能プロダクションが2460万円の違約金支払いを求め提訴。
- 若い女性に対するAVの強要被害は今も相次ぎ、支援者には昨年来50件以上の深刻な相談が。AV強要から逃れた20歳の女性は、プロダクションから2460万円という法外な違約金を請求され、裁判が係属中です。
- 2015/6/30(火) 17:18
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- ガザ紛争・イスラエル指導者・司令官がいよいよ戦争犯罪に問われる可能性浮上
- 昨年夏、500人の子どもたちの命を奪ったガザ紛争の「戦争犯罪の可能性」を指摘する報告書が来週の国連人権理事会に提出される。パレスチナのICC加入を受け、イスラエル指導部が刑事訴追される可能性が出てきた
- 2015/6/26(金) 8:51
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- 嘘も百回言ったら本当になる? 違憲と言われても無視して突き進む政府。そのやり方が危険です。
- 国会に呼ばれた三人の憲法学者がそろって集団的自衛権を「違憲」と言い、議論が本質に戻った安保法制。それをも無視して突き進む政府の異常さが頑なさが際立つ。専門家の意見も、国民の意見も聞かない態度は危険だ。
- 2015/6/11(木) 18:58
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- これでいいの? 「女性活躍」にも逆行。派遣法改正案が通過すれば、男女とも非正規拡大・貧困化が進む。
- 労働者派遣法の改正案が今国会で成立、今週にも衆院で採決との報。しかし、法案が成立すれば、派遣が増え、男女とも非正規・貧困が拡大することは必至。とりわけ女性たちへの影響は深刻です。
- 2015/6/8(月) 9:38
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- 原発避難者を見捨てる方針が次々公表される。あまりにひどいその計画とは。
- 最近、原発事故による避難者への支援・賠償打ち切りの方針が次々と打ち出されている。自主避難者への住宅支援は17年3月まで、帰還困難区域以外の避難指定を17年3月に解除し翌年に慰謝料支払いも打ち切るという
- 2015/5/23(土) 11:24
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- ファッションレボリューションデーに考える。あなたの着る服が少女たちの搾取労働で成り立っていたら・・?
- 4月24日はファッションレボリューションデー。2年前にバングラデシュのラナプラザビル倒壊で多くの女性たちが犠牲になった日だ。私たちのファッションが実は過酷労働から生まれている、そんな構造を考えてみたい
- 2015/4/24(金) 10:30
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- 政権与党による深刻な言論介入-日本の言論・表現の自由はいま、危険水域にある。
- 朝日新聞~テレビ朝日と、政権による一罰百戒のようなメディアへの制裁的圧力が続く。日本の言論の自由が危ない。放っておけば雪崩を打ったようにある種の言論抑圧体制に進む危険がある。今メディアや市民の役割は
- 2015/4/21(火) 9:53
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- ユニクロ:再び問われるグローバル企業の責任: 今度はカンボジア労働者が過酷労働を告発
- 中国下請け工場の過酷労働問題発覚を受け、ファーストリテイリング社は改善策を発表。しかし驚いたことに今度はカンボジア労働者が過酷労働を告発。24時間連続稼働の末、残業代は5ドルという実態を追う。
- 2015/4/1(水) 1:53
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- 東日本大震災から4年・アンケート調査から見た被災地の不安と困窮
- 東日本大震災から4年が経過しようとしている。被災された方々の現実に立脚したとき、復興は果たして進んでいるといえるのか。私たちが2014年9月から11月に実施した岩手県沿岸アンケートで垣間見えたものは。
- 2015/3/6(金) 7:00
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- イスラム国による日本人人質事件 今私たちができること、考えるべきこと
- イスラム国が後藤健二さんらを拘束した人質事件は膠着状態に陥り、深刻な状況にある。そんな中私たちが出来ること、考えておくべきことは何だろうか。2004年の人質事件の経験、IS誕生の背景を知る必要がある。
- 2015/1/31(土) 15:04
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- ユニクロ: 潜入調査で明らかになった中国・下請け工場の過酷な労働環境
- 日本国内で「ブラック企業」との指摘も相次ぐユニクロ。そのユニクロの中国内での製造請負工場に香港のNGOが昨年、潜入調査も含む調査を実施。労働者の権利を無視した過酷な労働実態が明らかになった。
- 2015/1/13(火) 1:15
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- 名張毒ぶどう酒事件 89歳になる死刑囚の救済の道を閉ざす高裁決定は正義に反する。
- 1月9日、名古屋高裁第2部は、名張毒ぶどう酒事件で、奥西勝氏の異議申立を棄却した。一審無罪、一度は再審開始決定が出されつつ、救済を閉ざす日本の司法。この事件は日本の刑事裁判の絶望的後進性の象徴である。
- 2015/1/10(土) 16:23
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- ろくでなし子さんは起訴され、AV強要被害は野放し 日本の欺瞞的な「わいせつ」
- 昨年末、ろくでなし子さんが起訴された。女性たちが性の主体となった途端、不均衡に禁圧されたこの事件は、間違いなく今年の注目裁判だ。曖昧な日本の「わいせつ」概念、欺瞞的・不合理な法制度が問われる。
- 2015/1/7(水) 12:13