ダニ媒介性脳炎は致死率が20%以上…アウトドア好きは知っておきたい
日刊ゲンダイDIGITAL
補足ダニ媒介性脳炎などの感染症から身を守るには、「刺されない」ことが一番大切です。野外活動時は長袖、長ズボンを着用し、首にはタオルなどを巻いて肌の露出を少なくしてください。マダニは衣服に付いて、隙間から入ってくることがあるため、首筋や足元などの隙間には虫よけスプレーなどを使用すると効果的です。また、外から家に帰った際には、衣服や持ち物にマダニが付いていないかどうかを確認してください。 万が一、すでにマダニに刺されていても自覚症状がほとんどないため、身体に付いていないかどうかをチェックすることが重要です。ダニ媒介性脳炎は北海道だけでなく、他の地域でも広がっている可能性があるため、特に山に行かれる方は、ダニ媒介性脳炎ワクチンの接種を前向きに検討することをお勧めします。
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兵庫県出身。都内の美術学校卒業後、 家具店店員、陶芸教室講師など虫とは全く関係のない職業に就いていたが、1998年に地元・赤穂のアース製薬に入社以来、害虫の飼育を担当している。しかし、現在も虫は好きではない。著書に「きらいになれない害虫図鑑」(幻冬舎)※記事は個人としての発信です。