フランス人は「日本人」「韓国人」「中国人」をどう見分けている?いきなり「こんにちは」と言われる理由
フランスの首都パリは、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まる「人種のるつぼ」です。観光大国としても有名で、街は世界中から訪れる旅行者で常ににぎわっています。 【写真を見る】フランスの「便座がないトイレ」
◆フランス人は、東アジア人をどう見分けている?
もちろん、パリは中国人、韓国人、日本人といった東アジア系の人々にも大人気。地下鉄のアナウンスもそれぞれの言語で流れるほどです。 さて、フランス人の中には、そんな東アジア系の人々を「外見だけで見分ける」達人がいることをご存じでしょうか? 日本人なら「日本人らしい」と感じる特徴があっても、欧米人からは「みんな似ている」と言われがちなこのテーマ。 しかし、彼らによれば、東アジア系の人々にはそれぞれ「独自の特徴」があるそうです。フランス在住の筆者が、その違いについてご紹介します。
◆見分ける達人は接客・サービス業
まず、日本人、韓国人、中国人を「外見だけ」で瞬時に見分けることができるのは、レストランやカフェ、ホテルといった“観光業で働く人々”に多く見られます。空港の入国審査官や税関職員も同様でしょう。 筆者も、フランス語で「ボンジュール」とあいさつしたところ、「こんにちは」と日本語で返された経験が何度かあります。普段は「フランスには中国人が多いから」との理由で「ニーハオ」と声をかけられることもあるため、さらっと日本人だと見抜かれたときには「どうして分かったんだろう?」と驚いてしまいました。 さらに、日本、韓国、中国のいずれかが好きで、何度も旅行している人、留学していた・住んでいた……というフランス人もまた、瞬時に見分けることができるようです。 彼らは文化の違いを実際に肌で感じでいますし、その国の映画やドラマ、YouTubeなどを日常的に観ています。こうして目が慣れているため、日本人、韓国人、中国人の違いを直感的に見極めることができるのです。
◆フランス人から見る「日本人」「韓国人」「中国人」の違いとは
では、日本人、韓国人、中国人にはどのような外見の特徴があるのでしょうか。
▼韓国人
男女ともに色白の人が多い韓国人。女性はファンデーションをしっかりと塗り、サングラスや帽子の着用率が高いそう。また、前髪を作っている人や、黒髪・ロングヘアも多く、「髪がきれい」という印象を持たれています。 韓国人は大人数で行動することが少なく、フランス人によると「2人組で楽しそうに歩いている」ことが多いそう。さらに、服のコーディネートが上手で、休日でもしっかりとした装いをしていることが印象的なのだとか。