秋に攻撃性が増すスズメバチ 11月までは注意して! 身近な場所に潜む危険と対策 #専門家のまとめ
晩夏から秋にかけては、ハチにいちばん刺されやすいシーズンです。ライフサイクルの関係で、秋に巣がいちばん大きくなり繁殖のピークを迎えます。日本では、年間10~20名ほどの方がハチの被害で亡くなられています。今年は、春に暑い日が続き、その上猛暑であったため、スズメバチの巣が大きくなっているとも言われています。これから行楽シーズンになる秋にかけて、スズメバチに注意しなければなりません。この時期に注意するポイントをまとめました。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
もし、家の近くにスズメバチの巣を見つけた場合は、お住まいの地域によっては、駆除にかかる費用の一部を自治体が補助してくれる場合があります。お住まいの自治体に確認してみてください。今の時期、スズメバチの巣は大きくなっているため、駆除は業者に依頼するのが賢明です。自身で行うと刺される可能性が高く、非常に危険です。私が以前住んでいた自宅の天井裏にスズメバチに巣を作られた経験があります。玄関の出入り時にハチが飛んできて非常に怖い思いをしましたが、業者に依頼して駆除してもらいました。その際、次に巣を作られないように出入りしている部分をメッシュで塞いでもらったので、それ以降は巣を作られることはありませんでした。
また、いちばん怖いのはハチに刺されることでアナフィラキシーショックを引き起こすことです。刺された部分の局所的な症状だけでなく、蕁麻疹(じんましん)や、血圧低下、呼吸困難という全身症状が見られたら、直ぐに医療機関への搬送が必要です。過去にハチに刺された経験のある方は本当に注意してください。
これから少しずつ涼しくなっていき、外で過ごすのに良い季節になります。ただ、11月まではハチに注意をしてください。