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米不足や高騰の今こそ考える お米の正しい保管方法 #専門家のまとめ

有吉立アース製薬(株)研究部で害虫飼育を担当
写真はイメージ(写真:アフロ)

ごはんが美味しい新米の季節がやってきました。しかし、今、お米が手に入りにくくなっています。原因は、昨年の猛暑や自然災害の影響で米の収穫量が減少したこと、消費量の見通しのズレ、さらにインバウンド客の増加による需要の急増なども重なり、米の供給が追いつかない状況が続いているからのようです。そんな中、せっかく手に入れたお米も保存方法を間違えると虫がついてしまうこともあります。お米の高騰や品薄が続く今だからこそ、正しい保管方法を知っておくことが大切です。

ココがポイント

円安をバックに外国人が日本の製品を爆買いする一方で、私たちの食卓から米が消える日がくるかもしれない
出典:FRIDAYデジタル 2024/9/4(水)

「コメ不足」のニュースが大きく報道されている。なぜ、こうなったのか? いったい、いつまで続くのか? 消えたお米の謎
出典:週プレNEWS 2024/9/4(水)

「令和の米騒動」と言われるほど米が不足している今、せっかく手元にある米をもっとおいしくいただきましょう
出典:Yahoo! ニュース エキスパート 菅智香 2024/9/4(水)

せっかくの新米を虫に食べさせないようにきちんと保管して、美味しいごはんをいただきたい
出典:Yahoo! ニュース エキスパート 有吉立 2023/10/6(金)

エキスパートの補足・見解

今後、比較的高い価格が予想されているお米ですが、正しい保管方法を知って、実践することで、貴重なお米を無駄にすることなく、美味しく食べることができます。

お米に湧く虫には、コクゾウムシやノシメマダラメイガなどがいます。これらの虫が湧かないようにするためには、いくつかの方法があります。まず、密閉容器にお米を入れることで虫の侵入を防ぎます。次に、冷蔵庫で保管することで、もし虫がついていた場合でも成育を抑えることができます。また、虫の大好物である糠(ぬか)を取り除くため、米びつは定期的に洗い、清潔な状態を保つことはとても重要です。さらに、市販の防虫剤を使用することで、虫の発生を予防するとよいでしょう。

お米の供給が不安定な今、私たち一人ひとりができることは、お米を大切に保管し、無駄なく消費することです。これからも美味しいごはんを楽しむために、ぜひ今回ご紹介した保管方法を実践してみてください。正しい保管方法を実践することで、お米の品質を保ち、無駄なく消費することができます。私たち一人ひとりの対応が、貴重な国産米を守り、美味しいごはんを楽しむための一助となるでしょう。

アース製薬(株)研究部で害虫飼育を担当

兵庫県出身。都内の美術学校卒業後、 家具店店員、陶芸教室講師など虫とは全く関係のない職業に就いていたが、1998年に地元・赤穂のアース製薬に入社以来、害虫の飼育を担当している。しかし、現在も虫は好きではない。著書に「きらいになれない害虫図鑑」(幻冬舎)※記事は個人としての発信です。

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