70代女性が日本脳炎に感染 2024年静岡県内で初の患者
静岡朝日テレビ
補足日本脳炎を媒介する蚊の種類は「コガタアカイエカ」です。この蚊は主に夕方から夜間にかけて活動し、水田や湿地などの水辺で繁殖します。コガタアカイエカは豚の体内で増えた日本脳炎ウイルスを吸血時に人に感染させることがあります。刺されないようにするためには、屋外での活動時に長袖長ズボンを着用し、肌の露出を最小限に抑えることが重要です。また、虫除けスプレーを使用することも効果的です。11月に入っても気温が高い日が続く場合、蚊の活動が続くことがありますので、油断せずに対策を続けることが大切です。特に高齢者や免疫力が低下している方は重症化しやすいため、注意が必要です。安全な環境を維持するために、蚊の発生源となる水たまりをなくすことも心掛けましょう。
兵庫県出身。都内の美術学校卒業後、 家具店店員、陶芸教室講師など虫とは全く関係のない職業に就いていたが、1998年に地元・赤穂のアース製薬に入社以来、害虫の飼育を担当している。しかし、現在も虫は好きではない。著書に「きらいになれない害虫図鑑」(幻冬舎)※記事は個人としての発信です。
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