補足カメムシの越冬シーズンが本格化する前に、家への侵入を防ぐための対策が重要です。カメムシは平べったい体で2～3mmの隙間からでも侵入できるため、サッシや網戸の隙間に注意を払いましょう。市販のカメムシ忌避スプレーを活用することで、飛来するカメムシの侵入を予防できます。網戸や窓枠、壁やサッシの隙間、玄関灯などにスプレーしておくと効果的です。また、窓に貼るテープタイプの忌避剤も販売されています。 越冬のために入ってきたカメムシが冬の間、暖かい室内で見かけることもあるかもしれません。もし家の中で見かけた時は、ガムテープを使って慎重に捕獲することができます。カメムシの臭腺はお腹側にあるため、背中側からガムテープをそっと付着させ、くっついたらガムテープで包んで廃棄します。勢いよく捕まえると臭いを放つことがあるので、慎重に行動することが大切です。
コメンテータープロフィール
兵庫県出身。都内の美術学校卒業後、 家具店店員､陶芸教室講師など虫とは全く関係のない職業に就いていたが、1998年に地元・赤穂のアース製薬に入社以来、害虫の飼育を担当している｡しかし、現在も虫は好きではない。著書に「きらいになれない害虫図鑑」（幻冬舎）※記事は個人としての発信です。
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