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3LDK3500万円台でも顔認証のオートロック付き。新築マンションに求められる質の高さ

櫻井幸雄住宅評論家
「プレディア平野 ザ・レジデンス」のモデルルームで筆者撮影

 3LDK住戸が3500万円台からの予定価格なのに、エントランスのオートロックには顔認証システムが付く。つまり、玄関キーをもたなくても、事前に登録した顔を示すことで、エントランスのオートロックが解錠され、自動ドアが開く。

 「顔認証」のオートロックはお金のかかるシステムなのだが、最新型はマスクをしていても正しく顔を認識してくれて、利便性が高い。このシステムがあれば、玄関キーを忘れた子供も安全で快適なロビーまで入ることができる。また、「子供が学校から帰る時間までに帰宅しようと思っていたのに、ちょっと遅れてしまった」という親も心配が減る。

 顔認証システム付きオートロックを採用するマンションは、「プレディア平野 ザ・レジデンス」。JR西日本プロパティーズが大阪市内で分譲する全145戸の新築マンションだ。

 Osaka Metro谷町線の平野駅を最寄りとする同マンションは、10月10日時点で公開されている第2期予定価格で約60平米から74平米の3LDKが3500万円台から4800万円台。大阪市内で3LDKが3500万円台から予定となる数少ないマンションのひとつとなる。

 3LDKが3500万円台から予定となるのだから、価格の安さが同マンションの魅力になるのは間違いない。それでいて、建物のつくりや設備仕様のレベルが高い。

 外壁にはタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりにはガラスを多用。エントランスには複数のタイルを張り分け、重厚な庇(ひさし)も配置される。

 そして、すべての住戸のバルコニーに、鉢植えの水やりに便利な外部水栓も付く。

 価格を抑えながら、見栄えがよく、暮らしの質を高めるマンションになっているのだ。

 今、多くの購入者が求めているのは、「価格は抑える」だけでなく、「住まいの質は上げる」マンション。当コラムでは、そのような事例を積極的に紹介しているが、「プレディア平野 ザ・レジデンス」もそのひとつとなる。

本気度がわかる「開放感の大きさ」

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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