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【英会話・間違いあるある】久々に会った人との挨拶。相手がムッとした顔をしました。なんで?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は挨拶をするときに日本人がよく間違える英語の使い方について、ご説明します。

それではまず、下記例文を見てみましょう。

例文

Richard: Hi, long time no see. How have you been?
Riho: Hi, nice to meet you. I've been busy with my work lately.

久しぶりに会った Richard と Riho の会話ですが、訳すと下記のようになります。

まず、Richard が Riho に、「こんにちは、お久しぶりです。お元気でしたか?」と聞きました。それに対して Riho は、「こんにちは、お会いできて嬉しいです。最近は仕事が忙しいんです。 」と答えました。

Richard は Riho の言った言葉を聞き、少しムッとした顔をしました。なんで Richard はムッとしてしまったのでしょうか。

訳を見ても、問題ないように見えるかもしれませんが、間違っている箇所は「Nice to meet you.」の「meet」です。「meet」を「see」にすると、正しい使い方になります。

「Nice to meet you.」も「Nice to see you.」も、英語の表現としては使うことができます。両方とも「お会いできて嬉しいです」という意味になります。

但し、「Nice to meet you.」は、初めて会ったときのみに使う表現で、「Nice to see you.」は2回目以降に会ったときに使う表現なのです。

例文では、Richard が Riho に、「Long time no see.(お久しぶりです。)」と言っていることから、2人は以前に会ったことがあるとわかります。

それにもかかわらず、Riho は、以前会ったことがある Richard に対し、「Nice to meet you.」と言ってしまいました。

これを聞いた Richard は、Riho が自分と会ったことを忘れてしまったのではないかと思い、ムッとした顔をしたのでしょう。

Riho が何の悪気もなく言った「Nice to meet you.」ですが、Richard にはショッキングな言葉でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「Nice to meet you.」と「Nice to see you.」を言い間違えると、相手から失礼だと思われるかもしれないので、十分にお気を付けください。

初めて会うときは「Nice to meet you.」、2回目以降に会うときは「Nice to see you.」を使ってください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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