【英会話・間違いあるある】「I think it's not easy.」 どこが間違っている?
皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は日本人がよく間違える「think」の使い方を、「I think it's not easy.」を例にとってご説明します。
それではまず、下記例文を見てみましょう。
例文
1. I think it's not easy.
2. I don't think it's easy.
1番目の文を訳してみると、「私はそれが簡単ではないと思います」、2番目の文を訳してみると、「私はそれが簡単だとは思いません」となります。結局1番目も2番目も意味は同じようになりますが、否定の意味を持つ「not」の位置が異なります。
動詞の「think」は後ろに「that節(that + 主語 + 動詞)」を取り、「~が~すると思う」という文を作ることができます。「think」の後ろの「that」はよく省略され、例文でも省略されています。
1番目の文では「not」は「that節」の中にありますが、2番目の文では「think」の前にあります。
ネイティブスピーカーがどちらを使うかと言うと、2番目の文になります。1番目の文をネイティブスピーカーの前で言うと、おそらく変な顔をされます。違和感を感じるのでしょう。
「think + that節」を否定の文にする場合、否定語「not」は「that節」の中ではなく、「think」の前に来ます。「I think」であれば「I don't think」となります。
つまり、2番目の文がネイティブスピーカーにとっては自然な文となり、正しい文となります。
それでは次に別の例文を見てみましょう。
例文
1. Do you think it's not easy?
2. Don't you think it's easy?
今度は疑問文です。1番目の文と2番目の文では、どちらが正しいでしょうか?
正しいのは、2番目の文になります。これらの疑問文も「that節」の「that」は省略されています。否定語「not」は「that節」の中には来ないので、「Don't you think +(that)+ 主語 + 動詞?」が正しい形になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?日本人としては「どっちでもいいじゃん」と思うのですが、ネイティブスピーカーからすると、間違ったほうは違和感を感じるのでしょう。「think + that節」を否定の文にする場合にはお気を付けください!
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