JR石北本線と競合!遠軽町と札幌を直結・高速えんがる号
北海道オホーツクエリアにある遠軽町。JR石北本線がある鉄道の要所ですが、旭川や札幌までの足としてバスやマイカーとの競争がある町でもあります。
札幌までJRと競合するのが高速えんがる号(外部リンク)。現在は北海道北見バスが1日1往復しています。札幌への戻りに高速えんがる号に乗車してみました。
遠軽町から札幌へ直行!JRとライバル
高速えんがる号は遠軽町と札幌圏を結ぶ都市間高速バス。現在北海道北見バスが1日1往復運行中です。以前北海道中央バスも1日1往復運行していましたが、2023年1月21日より当面運休。
また遠軽発着の高速バスでは、特急北大雪号(遠軽ー旭川)が2023年7月1日から北海道北見バス担当便1往復が、2024年4月1日から道北バス担当便1往復が当面運休中。特急北大雪号は全便運休(外部リンク)で、遠軽ー旭川の公共交通のみでの直行移動はJR石北本線しかない状況です。遠軽町発着の旭川・札幌方面輸送はJRもバスも大変な事になりました。
北見バス遠軽ターミナルから乗車
遠軽ターミナルについて
旅の始まりは北海道北見バス遠軽ターミナルから。JR遠軽駅から約220m離れ、国道242号沿いの場所にあるバスターミナルです。
ホームは3か所。真ん中が高速えんがる号が発車するホーム。
1階に待合室、乗車券販売・案内窓口、コインロッカー、ジュースなどの自動販売機があります。なお窓口の営業時間は7:30~17:30。
窓口近くに北海道北見バスの路線図がありました。遠軽営業所担当の自社路線バスは北見市内までつながっていません。常紋峠を越えて北見市留辺蘂へ行くバスはなく、途中のキララン清里まで。隣の上川町、北見市留辺蘂へ公共交通(タクシー除く)で行くにはJR石北本線しかない状況です。
一方JR名寄本線代替バスの湧別・紋別方面は遠軽バスターミナル始発・終着で北見バスと北紋バス(外部リンク)が運行中。
また遠軽町丸瀬布、瀬戸瀬温泉までは遠軽町営バス(外部リンク)が運行。北見バス遠軽ターミナルにも発着します。
3列シート車両に乗車
発車15分前に、高速えんがる号が遠軽ターミナルのバス停に到着。運転手は2人でした。
車内は一番後ろを除き3列シート。トイレが車両中央右側にあります。USB電源コンセントや無料Wi-Fiもあって快適。
定刻8:30に筆者を含めて10人の乗客を乗せて発車しました。
木楽館で2人乗車!丸瀬布、白滝では乗車なし
高速えんがる号札幌行は、遠軽木楽館、丸瀬布、白滝で乗車扱いします。
遠軽町中心部を南へ進み、湧別川を渡った所にある遠軽木楽館(外部リンク)で2人乗車。
国道242号から国道333号を進みます。旭川紋別自動車道は遠軽インターまで開通していますが、まだ一般道を進みます。
丸瀬布は市街地にバス停がありますが、当日は乗車なく通過。丸瀬布インターから旭川紋別自動車道に入りました。
バスは白滝インターで降り、白滝バス停へ。
実は白滝バス停は白滝インターを出てすぐの場所。遠軽町役場白滝総合支所から約100mです。ちなみに白滝駅から1km以上離れています。白滝は乗車の他に降車も取扱いますが、当日は乗降ゼロでバス停を通過。再び旭川紋別自動車道・白滝インターに入りました。
比布大雪PAで休憩
10:10に比布大雪パーキングエリアで15分休憩。
運転手が交代し、大半の乗客はトイレへ。
休憩後、札幌へ向けて発車しました。
札幌駅前に到着
野幌で降車はなく、道央自動車道を札幌インターで降り、札幌市内を走行します。
最初に降車があったのは、中央バス札幌ターミナルや大通に近い時計台前。
続いて北2西3でも2人降車。
終点・札幌駅前(赤レンガテラスそば)にはほぼ定刻に到着し、8人降車しました。
札幌と遠軽町を結ぶ旅や出張に、高速えんがる号はいかがでしょうか。
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