オクラの板ずりを「する?」or「しない?」色や食感に違いが出るのか栄養士が比べてみた
こんにちは!栄養士食堂です!
皆さん「オクラ」の板ずりはしますか?
板ずりとはオクラの表面にある産毛を塩でこすりつけて取ることです。
オクラは板ずりをすることで色や食感などがよくなると言われています。
オクラを使ったレシピを見てもほぼ板ずりをするようになっていますが、めんどくさかったり、忘れてしまうこともありますよね。
そこで今回は、栄養士が「オクラの板ずりの有無で色や食感に違いが出るのか」を詳しく解説していきたいと思います。
興味がある方は最後までお付き合いくださいね!
今回の目次
1 オクラの栄養について
2 選び方・保存方法
3 オクラの板ずりの有無で色や食感に違いが出るのか
4 まとめ
1.オクラの栄養について
オクラは抗酸化作用のあるβ‐カロテン、糖質・脂質の代謝をよくするビタミンB1・B2、美肌効果のあるビタミンC、赤血球を作る葉酸などが豊富に含まれています。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・ヘタが黒ずんでいないもの
・切り口がみずみずしく変色していないもの
・うぶ毛が多いもの
詳しくはこちら→美味しいオクラは「右」or「左」?栄養士が『オクラの美味しい選び方』を解説
【保存方法】
オクラはまとめてキッチンペーパーで包み、密閉袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
3.オクラの板ずりの有無で色や食感に違いが出るのか
お待たせしました!「オクラの板ずりの有無で色や食感に違いが出るのか」を詳しく解説します。
結論…色の違いはあまりわかりませんでしたが、板ずり有オクラの方が口当たりが若干なめらかでした。
実際に比べてみた内容がこちらです。
【方法】
*オクラの種類・本数・茹でる時間・鍋の大きさ・水の量は全て同じです。
<板ずり有オクラ>
オクラ 4本
塩 小さじ1/2
水 500ml
①オクラはガクを取り除き、横においたら塩をまぶします。
②両手でオクラを上下に転がし、全体に塩をこすりつけて表面についている産毛を取り除いたらよく洗い流します。
③沸騰したお湯にオクラを入れ1分茹で(時々菜箸でかき混ぜましょう)、茹で上がったら氷水で約1分冷やしザルにあげます。
<板ずり無オクラ>
オクラ 4本
水 500ml
①オクラはよく洗いガクを取り除きます。
あとは上記③と同じ工程です。
【結果】
・色の違い
写真を見てもわかると思いますが、色の違いはほぼわかりませんでした。
・食感
食感に大きな違いはありませんでしたが、板ずり有オクラの方が口当たりが若干なめらかで、板ずり無オクラの方が少しざらつきがありました。
【まとめ】
板ずり有オクラと板ずり無オクラとでは色の仕上がりにあまり違いは出ませんでしたが、板ずり有オクラの方が口当たりが柔らかくなめらかでした。
ただし口当たりに関してはあまり気にならない程度の誤差だったので、口当たりに敏感な方は板ずりをした方がいいかもしれません。
そのほか板ずりをした方がアクが取れたり、味が染み込みやすくなったりというメリットもあるので、気になる方は板ずりをしてみてくださいね!
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