ライトヘビー級の頂上対決が決定!
WBA/WBC/WBO統一スーパーミドル級チャンピオン、サウル・"カネロ"・アルバレスとの対戦が何度か噂になりながらも、階級をアップしWBC暫定ライトヘビー級王座に就いたデビッド・ベナビデス。
スーパーミドル級の体を作れず、体重超過でタイトルを剥奪された過去があるため、増量は自然だったのかもしれない。29戦全勝24KOのベナビデスと、この8月にWBA同級タイトルを獲得したデビッド・モレル・ジュニアが2冠を懸けて相まみえることとなった。来年2月1日(土)にラスベガスのTモバイル・アリーナで激突する。新年早々、非常に興味深いカードである。
2人は現地時間19日の火曜日に、ロスアンジェルスで行われた記者会見で顔を合わせた。両チャンプの言葉をご紹介しよう。
まずは、デビッド・ベナビデス
「皆さんが見たい試合を提供するために、俺たちはここにいる。モレルは私を軽蔑しているようだ。彼は俺に個人的なことを話したいらしい。こちらも彼に口を割らせたい。それが俺を認識することに繋がるだろう。
モレルは、俺が戦いたいタイプだ。が、ヤツは自分のような相手と戦ったことがない。レベルの違いを見せたいね。自信満々のモレルが好きだね。こういう男と向かい合うことを、俺は望んでいるんだ。
ヤツは、自分の発言を理解しているよな。それこそが、まさにこの試合に向けて進むために必要なことさ。モレルは自分が偉くて危険なファイターだと感じているが、そんなことはない。 2月1日に誰が最強なのかを見せてやるよ。もう、遊んでいる暇は無い。誰が最強であるかを知らせる時が来た。俺の実力を証明する。俺が世界で最も獰猛なファイターであることを見せるよ」
モレルはキューバから亡命し、プロ3戦目で空位となっていたWBA暫定スーパーミドル級王座を獲得。同暫定王者から正規チャンピオンに昇格し、6度の防衛に成功した後、ライトヘビー級に上げた。その彼も言った。
「ノックアウトしてやる。100%の確率で。野郎は口ばかりで、自分がやろうと思っていることができない。
長い間、私はベナビデスと戦う機会を待っていた。やっと実現する。皆に素晴らしい戦いになることを約束する。ベナビデスにもな。簡単な戦いではないことは分かっている。人生において楽な仕事など無いよ。もう、戦う準備は出来ている。
ベナビデスは妖怪みたいな存在で、誰も彼とは戦いたくないと言っている。だが、自分は最高の選手と対戦したい。だからこそ、この試合を成立させた。あの男は私を挑発してくる。私はリングで彼を打ち負かすさ。言葉は重要じゃない。これは私にとって大きな舞台だ。 2月1日の一戦に全力を注ぐ」
今から試合当日が楽しみだ。