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箱根登山電車のスイッチバックにカフェが!穴場の掛け流し貸切温泉と岩盤浴にも入れちゃう

泉よしか女子目線温泉ライター

温泉ライターの泉よしかです。今回は箱根の大平台でカフェ、貸切温泉、岩盤浴、そして箱根登山電車のスイッチバックの様子が見られるユニークな立地の「箱根上の湯 スイッチバックカフェ」をご紹介します!

日帰りだけでなく、宿泊もできちゃうんですよ。

スイッチバックしながら斜面を登る箱根登山鉄道

塔ノ沢駅の箱根登山電車
塔ノ沢駅の箱根登山電車

箱根の大動脈、箱根登山電車。特に箱根湯本駅と強羅駅を結ぶ区間は急こう配を上るため、大平台駅周辺で3回スイッチバックを繰り返し、その都度、進行方向が変わります。

スイッチバックを行うのは出山信号場、大平台駅、上大平台信号場の3箇所。このうち上大平台信号場のすぐ近くに、スイッチバックの線路に挟まれたような「スイッチバックカフェ」があります。

スイッチバックカフェへのアクセス

「スイッチバックカフェ」への行き方は、Googleマップを見てもわかりにくいです。そこに至る道路が書かれていないからです。
そこで、最寄り駅である大平台駅を出て、5分程度で行かれる比較的わかりやすいアクセスを1本記します。

大平台駅を出たら、姫之湯方面の看板に従って歩き始めます。
そしてそのまま姫之湯には寄らず、姫之湯の左側の坂を上り、石原公園の中を突っ切ります。

スイッチバックカフェの公式Instagramにアクセス案内動画がありますので、わからない場合はこちらを参考にしてください。

公式Instagramのアクセス案内

スイッチバックカフェの駐車場

しだれ桜通りの踏切の手前に、「スイッチバックカフェ」の駐車場も3台分あります。

箱根登山電車が窓から間近に見られる「スイッチバックカフェ」

スイッチバックカフェと通り過ぎる箱根登山電車
スイッチバックカフェと通り過ぎる箱根登山電車

パッと見、民家のようにも見える「スイッチバックカフェ」ですが、宿泊施設でもあり、日帰り温泉や日帰り岩盤浴も営業しています。

まずはカフェを紹介

明るいお洒落なカフェで、テーブル席もありますが、電車を間近で見たければ窓際のカウンター席がオススメ。

窓枠に寄りかかっているのは今年5月に発売された箱根のご当地ベア「登山電車ベア」。駅長の制帽に、足の裏のロマンスカー。左右で車両の塗装が違うのもポイント。

フォトプロップスもあるので記念撮影も。

カフェのメニューを一部ご紹介。スイーツは左が「あんこのお花ケーキ(数量限定)」、右が「フォンダンショコラ(抹茶)」です。ドリンクは左右ともにティーソーダ。

食べるのがもったいない「あんこのお花ケーキ」
食べるのがもったいない「あんこのお花ケーキ」

この他にソフトクリーム、おしることいったスイーツや、オムライス、ラーメンといったお食事物もあります。

おむすびセットのお米は酵素玄米を使用。日替わりメニューの「姫ノ水プレート」や「カレーライス」のご飯は酵素玄米か白米が選べます。女将さんのオススメは熟成させて栄養素がアップした酵素玄米だそうですよ。

箱根登山電車が通過中!
箱根登山電車が通過中!

そして箱根登山電車が通過すればこの近さ!迫力満点です。車窓の人に手を振ってあげましょう!

広い温泉のお風呂を貸切で

「スイッチバックカフェ」では温泉にも入れます。大人1人1,000円。カップルやお友達と入るのもオススメですが、一人で貸切っても一人当たりの料金は変わりません。

箱根温泉郷は入浴料が高いところが多いので、1,000円で貸切りできるのはむしろリーズナブルだと思います。

脱衣所にはドライヤー、扇風機、アメニティ類があります。

お風呂は内湯のみですがけっこう広いです。2人で入ってもかなり広く感じます。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープも備え付け。

湯口はよく見たらライオンさんのお顔
湯口はよく見たらライオンさんのお顔

泉質は美肌効果の期待できるアルカリ性単純泉で、源泉温度は50度以上あるのですが、幸いにもここまで引いてくる間に少し下がるので、加水の必要もなくそのまま源泉掛け流しにしているのだそう。

本当にちょうどよい湯加減でした。なかなかの穴場です。

なお、貸切時間は1時間で、他の人が使っている間は入れないので、事前に電話で予約をしておくと安心です。

貸切岩盤浴もリピーターに人気

スイッチバックカフェの岩盤浴(画像提供:スイッチバックカフェ)
スイッチバックカフェの岩盤浴(画像提供:スイッチバックカフェ)

カフェと温泉は1階ですが、実は2階には貸切制の岩盤浴設備があります。韓国から輸入した2トンもの七福宝石を敷き詰めた床、トルマリンと黄土を互い違いに組み合わせた壁、黄土の天井ととても本格的。

床材は七福宝石
床材は七福宝石

輻射熱で体の芯から温まりスッキリするため、この岩盤浴のために箱根に来るリピーターも増えているとか。

岩盤浴後にゆっくりできるお部屋もあります。

2階から登山電車を見下ろすこともできますよ。

スイッチバックを見学するならスイッチバックデッキ

そして「スイッチバックカフェ」の醍醐味はやはりスイッチバックを見学すること。ちょうど登山電車がスイッチバックする上大平台信号場が見える位置に、スイッチバックデッキが作られています。

カフェ利用者なら自由に出入りできますよ。

ちょっと距離はありますが、ここからは正面からスイッチバックする電車を見ることができます。

スイッチバックの様子は動画でご覧ください。

オリジナルグッズや「松田聖子の誕生」も

最後に店内で販売している「スイッチバックカフェ」オリジナルグッズを紹介します。

可愛いイラストとロゴが入ったトートバッグやポストカード、缶バッジや、オリジナルのドレッシングなど。ロゴ入りのコースターも人気があります。

その中でひときわ目を引く異色の本!タイトルは「松田聖子の誕生」。なぜ「スイッチバックカフェ」に松田聖子??

実は「スイッチバックカフェ」のオーナーは、あの永遠のアイドル松田聖子を発掘したプロデューサー若松宗雄氏なのでした。だから著書を店頭で販売しているのです。

箱根上の湯 スイッチバックカフェ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町大平台535-1
電話:0460-82-6681
営業時間:11:00~16:00
日帰り温泉(1人):大人1,000円、小学生以下500円
日帰り岩盤浴(1人):40分1,800円、60分2,600円、90分3,700円、ランチ付き90分6,000円
公式サイト:スイッチバックカフェ(外部リンク)
※温泉入浴、岩盤浴利用は事前電話予約をお勧めします。

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女子目線温泉ライター

温泉&旅行情報ライター。有名温泉から穴場の温泉まで、秘湯、旅館、ホテル、共同浴場、スーパー銭湯や絶景温泉など日本全国、思わず行ってみたくなる温泉やオトクな旅行情報を発信します。取材のご依頼は、公式サイト「子連れ温泉ガイド」メールフォームかSNSのメッセンジャーからご連絡ください。 温泉ソムリエマスター/温泉観光実践士/サウナ スパ健康アドバイザー/温泉ビューティー&ダイエットソムリエ

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