箱根で破格の入浴料550円!駅からも近い穴場の共同浴場「大平台温泉 姫之湯」
神奈川県の箱根温泉郷には、箱根湯本温泉をはじめとしてたくさんの温泉地、たくさんの日帰り温泉があります。
しかし一方では首都圏からのアクセスが容易で人気の温泉地ということで、なにかと入浴料がお高め。1,000円前後が安く感じるほど!
そんな中、大人一人550円と破格の入浴料で、鉄道や路線バスで簡単にアクセスできる「大平台温泉 姫之湯」は、かなりの穴場といってよいでしょう。
箱根登山鉄道の駅から簡単にアクセスできる大平台温泉
鉄道でアクセスできる大平台温泉
温泉ライターの泉よしかです。
大平台温泉の良いところは、車だけでなく鉄道でのアクセスも容易なところです。箱根の玄関口である箱根湯本駅から、登山電車に乗り2駅。スイッチバック式の作りになっている大平台駅に着きます。
大平台温泉はこの駅の南西に中小規模の宿泊施設が点在する穴場温泉地。箱根湯本から近く、鉄道でアクセスしやすいにも関わらず、大規模ホテルがないせいか、どこかのんびりとした風情の漂う親しみやすいところ。
温泉の歴史は昭和に入ってからで、昭和24年に最初の源泉の掘削に成功しています。
姫之湯までのアクセス
大平台駅を出て、駅を背に左側へ向かえば、すぐに「姫之湯」の看板が見つかります。駅から徒歩2~3分です。この便利さもいいところ。
私は芦ノ湖などの帰りに時間があると、時々登山電車を途中下車して立ち寄らせてもらっています。
道なりに進むと「しだれ桜通り」に出るので、ここを左に。するとすぐに右手に姫之湯の駐車場が見えます。「姫之湯」はこの駐車場の奥ですが、看板もあるのでわかりやすいでしょう。
箱根大平台温泉組合が運営する「姫之湯」
キリリと熱いお湯の姫之湯
初めて「姫之湯」に来た時は、受付で「熱いですが大丈夫ですか?」と聞かれました。そのくらいここのお湯は熱めです。
姫之湯は大平台温泉の湯元なのですが、大平台のどこより新鮮な温泉に入れる代わりに、そのまま入浴するには少し熱すぎるので加水せざるを得ません。
だいたい44度ぐらいにしてあるようですが、日によってはもっと熱いこともあります。でもその熱さが鮮度の証しと思ってください。
泉質は以前はナトリウム―塩化物泉でしたが、現在はアルカリ性単純泉です。pHは9.1でお湯に少しとろみを感じます。アルカリ性でメタケイ酸も120mg/kg以上なので、一般的に美肌効果のある温泉といわれるタイプのお湯です。
ボディーソープの備え付けがあるので、体を洗ってから入りましょう。シャンプー、コンディショナーは置いてありませんので、髪を洗いたい場合は持参してください。
地元の方も利用する共同浴場
「姫之湯」は大平台温泉の共同浴場なので、観光客だけでなく地元の方も利用します。常連の方とお話ししながら熱いお湯につかるのも一興。
湯上りは汗が止まりませんが、その汗が引いた後はとてもサッパリとします。
湯上がりはロビーのソファーに座って一休み。なお2階に大広間・小広間の休憩室があり、こちらは入浴・休憩料を払うことで利用できます。
箱根観光の帰りがけに、ちょっと寄ってサッと熱い湯で汗を流したい!そんな時にぴったりな「大平台温泉 姫之湯」を今回は紹介させていただきました!
大平台温泉 姫之湯
住所:神奈川県足柄下郡箱根町大平台583
電話:0460-82-2057
営業時間:入浴9:00~19:30、休憩9:00~17:00
定休日:木曜日
入浴料:大人550円、小学生300円
入浴・休憩料:9:00~17:00 1,300円、13:00~17:00 1,100円、個室利用1,600円
公式サイト:大平台温泉 姫之湯(外部リンク)