磐梯熱海温泉に泊まったら、夕方から訪ねたい!駅から徒歩3分のこだわり共同浴場「錦星湯」
温泉ライターの泉よしかです。
「磐越三美人湯」の一つに数えられる福島県の磐梯熱海温泉は、郡山の中心部からも鉄道でアクセスできる大きな温泉地。駅前にもいくつかの旅館と共同浴場が揃っています。
今回ご紹介する「錦星湯(きんせいゆ)」もその一つ。元は旅館で、現在は日帰りの入浴施設になっています。夕方4時からの営業なので、温泉街に宿泊してチェックインしてからお出かけするとちょうどよいでしょう。
午後4時から営業の「錦星湯」
駅から徒歩3~4分の共同浴場ということで、勝手にもっと小ぢんまりとした建物を想像していたのですが、実際に足を運んでみると旅館か料亭のような立派な外観。
受付で伺ってみると元は旅館だったそうで、なるほどそれでこの落ち着きのある雰囲気なのかと納得しました。
館内も広くはありませんが大変綺麗。廊下も磨き抜かれて光っています。
ちょっとした飾りつけがまた可愛らしい。隅々までこだわって、また楽しみながらディスプレイしているように感じられます。
扇形のお風呂は源泉掛け流し
お風呂は男女別の内湯のみ。どちらも扇形の浴槽で、男湯のタイルは錦星のメインカラーである藍色系なのだそう。
私が利用したのは全体的にベージュカラーのタイルの女湯の方。湯口にちょこんと乗っているアヒルちゃんがなんともいえません。
源泉は温泉神社境内で湧く33.1度のアルカリ性単純泉で、こちらを加温して掛け流しにしています。少しつるつるした手触りは、いかにも美肌の湯として名高い磐梯熱海温泉らしいです。
洗い場は2ヶ所でしたが、みなさん譲り合って使います。私は近くの温泉宿に泊まっていたので洗髪をしなかったのですが、地元の方が次、良かったらどうぞと場所を譲ってくださいました。
とてもよく温まるお湯なので、それほど長く入りっぱなしではいられません。
休憩室にもこだわりが
休憩室には座り心地の良いソファーとマンガの本などが備え付けてあります。
温泉街の共同浴場でこの品ぞろえはなかなかのもの。さらに定番の人気作品だけでなく、こだわりも見えます。
手塚治虫マガジンや鳥山明のイラスト集など。好きな人は背表紙を見ているだけでもワクワクしてきそう。
最後は磐梯熱海自慢の美味しい水「深沢の名水」で、ぜひのどを潤して。
今回ご紹介したのは磐梯熱海温泉駅から徒歩3分ほどの共同浴場「錦星湯」です。小さな日帰り温泉ですがお湯の良さはお墨付き。ぜひ機会があったら訪ねてみてください。
磐梯熱海温泉 錦星湯
住所:福島県郡山市熱海町熱海1-80
電話:024-984-4004
営業時間:16:00~19:30
入浴料:大人500円、子ども300円
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