知ってた?箱根湯本で自家源泉かけ流しの穴場!手ぶらで日帰り入浴もできるオススメ温泉「ますとみ旅館」
首都圏から近く人気の箱根温泉郷。その中でも玄関口に位置し、大型のホテルや大型の日帰り温泉が林立する箱根湯本温泉で、知る人ぞ知る穴場の名湯を見つけたのでご紹介します。
箱根湯本温泉の「ますとみ旅館」
温泉ライターの泉よしかです。
箱根湯本温泉は新宿から小田急ロマンスカー1本でアクセスできる箱根観光の玄関口ですが、それだけでなく箱根最古の湯の湧く土地でもあり、周辺には土木学会選奨土木遺産も点在しています。
今回ご紹介する「ますとみ旅館」も、2005年に箱根地区国道1号施設群として土木遺産に認定されたレトロな旭橋の袂にあるお宿。
箱根湯本駅から徒歩約5分。商店街の賑わいから離れた、早川の畔のちょうどよい静けさのある環境だと思います。
気軽に日帰り入浴もできる
「ますとみ旅館」の館内
玄関から館内に一歩入ると出迎えてくれるのは鎧兜。これは海外から来たお客さんも喜びそう。
大型ホテルとは違う穴場感がたまりません。
湯上がりに同行者を待てる囲炉裏のスペースもありました。
自家源泉掛け流しのお風呂
「ますとみ旅館」の温泉は自家源泉。泉質はpH9.2のアルカリ性単純泉で、「ままね湯」と呼ばれています。"まま"というのは盛り上がった土手のことで、土手「ままの根っ子」から湧出しているから「ままね湯」なのだそう。
お風呂は男女別内湯、妙寿宝泉(内湯)+八角の湯(露天風呂)、屋上貸切露天風呂があり、屋上貸切露天風呂を別にすれば、日帰り入浴の時間帯は、男性は男湯内湯、女性は妙寿宝泉+八角の湯となります。
女性のみ露天風呂付きなので、その分ちょっとだけ日帰り入浴料が高いのは仕方がない。
「ますとみ旅館」の源泉は比較的温度が上下するようで、日によって40度を切ることもあれば43度を超えることもあるといいます。ただいずれにせよ42度前後という、湧いているそのままで入浴に適した温かさということ自体が、まるで奇跡のようです。
内湯のお湯がどこから出ているのかと思えば、こちらはつくばい型の湯口(てっきり大涌谷の黒たまごを模したものかと思ってしまいました)。
しかしここ以外にも、浴槽の中からも温泉が一部注入されています。これは循環したお湯なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そうではなく源泉そのまま。源泉温度が低い日でも、極力温度を下げずに浴槽内にお湯を入れるための工夫の一つであり、極力空気に触れさせずにお湯を入れることができるので、温泉の劣化も防ぐことができる方法なのです。
妙寿宝泉の奥のドアを開ければ露天風呂の八角風呂。これがまた、いい雰囲気です。
ままね湯では、入浴している間にどんどん肌の滑りがよくなってつるつるとしてくるのが実感できます。びっくりするほど汗も出て、湯上りはすっきりとデトックスされた気分です。
オリジナルの源泉石けんも
もう一つチェックしたいのは、ままね湯を配合したオリジナルの源泉石けん。850円でフロントで販売しているこちらを、お風呂でも試してみることができます。温泉入浴と合わせてますます美肌になりそう。
最後に女将さんがとても親切です。明るく優しく面白いので、お話をしていると思わずまた来たい!と思ってしまうお宿です。
箱根湯本温泉 ままね湯 ますとみ旅館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本656
電話:0460-85-5775
日帰り入浴:
実施曜日 水、木、金、土、日
利用時間 10:30~13:30(延長の場合もあり)
入浴料金 男性1,200円、女性(露天風呂あり)1,500円、小学生800円
屋上貸切露天風呂(1時間)人数分の入浴料金+3,850円(4名様まで)
公式サイト:箱根湯本温泉 ままね湯 ますとみ旅館(外部リンク)