箱根湯本に泊まれるハンバーガー屋があるって知ってた?さっそく食べに行ってみたら
箱根温泉郷の玄関口、箱根湯本駅。さあここで何を食べようと思った時、お勧めしたい美味しいハンバーガーショップがあるんですよ。それはBOX BURGER(ボックスバーガー)箱根湯本店。
たかがハンバーガーと侮ることなかれ。ここで食べられるのは、幻の牛といわれる相州牛を使った、大人が満足できる本格派のハンバーガーです。しかも置屋の建物をリノベしたユニークな宿泊施設でもあり、宿泊者専用ですが温泉浴室も備えています。
箱根湯本駅から徒歩10分、隠れ家のような場所にある「ボックスバーガー箱根湯本店」
駅からは徒歩約10分。箱根湯本のメインストリートを西へ進み、ちもとの角を滝通り方面に曲がって湯本橋と弥栄橋を渡ります。
二本の橋のあたりまでは旅館も点在して温泉地らしい風情が味わえますが、その先はあまり観光客の姿もなく、少なくとも箱根湯本の温泉街をそぞろ歩いてたまたまお店を見つけるというには、なかなかの隠れ家的な場所にあります。
さらに外観もとてもハンバーガー屋らしくない!
それもそのはず。この建物はもともと箱根湯本の芸者さんの置屋だったところをリノベーションしたものなのです。めちゃめちゃ和風の外観に、ハンバーガーという組み合わせが面白いですね。
館内も和の雰囲気、と思いきや?
まず入り口のタブレットで人数を入力して、席が空いたら中に入ります。
中もとても雰囲気がありますね。海外から来たお客さんも喜びそう。
かと思えばこんなにモダンなお席も。
私は和室の席に腰を下ろしました。丸いテーブルが可愛らしい。座布団に座ると落ち着きます。まったくハンバーガー屋らしくないところが本当に面白い。
さっそく実食!赤ワインに合わせていただく相州牛ボックスバーガー
実はボックスバーガーは箱根の宮城野に本店があり、この箱根湯本店は2022年8月にオープンした2号店に当たります。
私は2019年の宮城野の本店がオープンした当初にたまたま取材で訪れたことがあり、こちらのハンバーガーが美味しいことは既によく知っていました。
その時に伺ったお話では、手軽で子供向けといった従来のイメージを覆すような本格的なハンバーガーをここで味わってほしいと。お酒とも合わせてみてという魅力的な提案もいただきました。
しかし宮城野は車で行った方が便利な立地で運転手だったら飲めない。それに対してこちらの店舗は箱根湯本駅から徒歩圏なのですから、これはもう心置きなく飲めます。いや飲むしかない!
早速、赤ワインを注文してみましした。ハンバーガーは最もスタンダードな「相州牛ボックスバーガー」をチョイス。
他に自家製ベーコンやオニオンリングを追加した「相州牛箱根バーガー」や、ヴィーガン向けのバーガーもあります。からすみを掛けた黄金のポテトフライも人気です。
またアルコールの種類も豊富で、ビールもスーパードライの他に箱根や湯河原のクラフトビール、日本酒や焼酎もそろえてあります。
それでは冷めないうちにいただきます!
食べやすいように包むための専用の紙も用意されています。一口食べると、まず野菜のシャキシャキぶりにびっくり。抜群の鮮度がうかがえます。そして相州牛はジューシーで味わい深い。このお肉の甘みはくせになりそう。バンズももっちりとして具材全体の味をまとめてくれます。
意外とボリューミーで、そして本当にワインとよく合います。まさに大人が楽しむハンバーガーといった味。
3室の小さな宿「はこの和」
そしてボックスバーガー箱根湯本店の建物は、宿泊施設「はこの和」でもあります。
わずか3室の「はこの和」は素泊まりの宿ですが、夕食は外に食べに行っても、ボックスバーガーで食べてもOK。宿泊料金は曜日や季節で変動しますが、一番安いお部屋は1室16,000円~。こちらは2人部屋で、2人で泊まれば1人1万円を切ります。またこの金額はルームチャージなので、1人泊で利用することも可能です。
そして場所が箱根湯本ですから、泊まれば温泉に入れます。ちょっと「はこの和」の温泉を見学させていただきました。
雰囲気のある岩風呂です。お湯は箱根の塔ノ沢温泉のアルカリ性単純泉です。
小さな可愛いテラス席も
最後にテラス席を紹介しましょう。外のテラス席でハンバーガーを食べることもできるんです。
小ぢんまりとしたスペースですが、温かい季節はここで食べるのも気持ちよさそう。寒い日はストーブも置いてくれるそうです。
BOX BURGER 箱根湯本店
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本474-37
電話:0460-83-8539
営業時間:11:00~15:30、17:00~19:30
定休日:木曜日
公式サイト:BOX BURGER(外部リンク)