お金をかけずに知恵で解決。郊外「優等生マンション」が示す、暮らしやすさのグッドアイデア
1月29日に投資家や富裕層は買いに来ないで。郊外の「優等生マンション」が普通の購入者に人気の記事を公開した。その記事で、郊外の「優等生マンション」と紹介した「プレミスト昭島モリパークレジデンス」には、これまでの分譲マンションにはなかった新しい工夫がいくつも凝らされている。
そのひとつが、上の写真。住戸の玄関横に設けられたスペースだ。
写真のとおり、エアコンの室外機が置かれ、横に小さな柵がある。この写真が何を表しているか、お分かりだろうか。
じつは、柵の背後、エアコン室外機の横が「置き配スペース」になっているのだ。二重配達を防ぐため、宅配ロッカーの設置が広まっているが、それよりも簡単に二重配達を防いでくれるのが「置き配」。が、問題はどこに置き配をしてもらうか、だ。
置き配された荷物が持ち去られるのは避けたい。といって、ロッカーのように立派な設備を備えると、費用がかさむ。その分、多少なりともマンションの分譲価格が上がるのは困る。
そこで、考え出されたのが、この「ちょっとしたガード付き置き配スペース」なのだ。
小さな柵が「これは、わが家にとって大事な物です」と主張してくれる。が、大げさではないので、疑いのまなざしを感じさせない……つまり、玄関前を通る人を疑っているわけではありませんよ、と気を遣っているようで、好感が持てる。
加えて、この置き配スペースはベビーカーや子供の三輪車などの置き場にもなりそうだ。小さな柵を付けるだけで、用途が広がるグッドアイデアだと評価される。
同マンションには、同様に細やかな工夫が多い。それらは、お金をかけることより、知恵で住み心地を上げようとしているのが特徴。その数々を写真付きで紹介したい。
よく考えたなあ、と感心する工夫が次々に
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