豚骨ラーメン史上最高濃度のスープ? 伝説の超濃厚ラーメンがついに博多に登場!
北九州の老舗『ぎょらん亭』が福岡に初進出
1946(昭和21)年に北九州市で創業した料亭『魚藍亭』をルーツに持つ、老舗ラーメン店『ぎょらん亭』(本店:福岡県北九州市小倉北区三郎丸3-6-29)。2018年に創業者の手を離れて新たなスタートを切り、現在は北九州市小倉にある本店の他に支店も展開しているが、今回博多ラーメンが根付く福岡市に初の店舗をオープンした。
9月25日にオープンしたのが『ぎょらん亭 大名店』(福岡県福岡市中央区大名2-2-57)。場所は福岡市内でも飲食店がひしめくエリアとして知られる「大名」。これまで福岡市内では、焼肉店を間借りして営業する『ぎょらん亭 薬院店』(福岡県福岡市中央区薬院1-11-3)があるが、単独店舗としては福岡市初の出店となる。
超濃厚「どろラーメン」が福岡市初登場
『ぎょらん亭 大名店』では、豚骨100%の「十割ラーメン」や、鶏ガラスープと割った「五割ラーメン」などをメニューに揃えるが、この店でまず食べるべき一杯は、福岡市内では初お目見えとなる数量限定メニューの「どろラーメン」だ。
「どろラーメン」とは、国産の豚ゲンコツのみを圧力鍋で10時間以上炊きあげて、骨の旨味を徹底的に抽出した高濃度かつ高粘度のスープが特徴。本店でも一番人気の看板メニューだが、薬院店では設備の関係上メニューに置くことが出来なかった。「ぜひ福岡の人にも味わって欲しい」と、大名店では「どろラーメン」専用の圧力釜を厨房に備えた。
豚骨以外の材料を一切加えないスープ
豚骨ラーメン界でも屈指の濃度を誇るスープは、豚ゲンコツ以外の材料は油脂分も含めて一切加えられていない。徹底的にスープの濃度を詰めて濃厚に仕上げたスープを、提供直前に丼でブレンダーを使って撹拌することでさらにトロトロな状態に仕上げる。油を足したり豚骨以外の材料を使っていないため、雑味やしつこさは皆無だ。
通常のラーメンは細麺と中太麺から選べるが、「どろラーメン」は濃厚なスープに負けない中太麺のみ。まるでポタージュスープのようなとろとろスープが、存在感ある麺にまとわりつくように絡む。レンゲでスープを飲まなくとも、麺を食べているだけでスープが減っていく。
数ある福岡の豚骨ラーメンの中でも、『ぎょらん亭』のラーメンは「濃厚でありながらも繊細」な味わいが特徴。「博多ラーメン」や「長浜ラーメン」などの人気ラーメン店がひしめき合う福岡博多の地に、北九州の老舗が唯一無二の超濃厚ラーメンで勝負を挑む。
ぎょらん亭 大名店
福岡県福岡市中央区大名2-2-57
11:00〜翌2:00
2024年9月25日オープン
※写真は筆者によるものです。
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