暑い時こそ体温ぐらいの"ぬる湯"の温泉の気持ちよさを知ってほしい!首都圏周辺オススメ掛け流し3選
温泉ライターの泉よしかです。
温泉といえば字のごとく「温かい泉」。しかし実際は温泉法で源泉温度が25度以上、または定めれた成分を含有していればもっと低温でも天然温泉といえます。つまり、世の中にはぬるい温泉や冷たい温泉もたくさん存在しているわけですね。
その中でも人の体温前後の絶妙な温度で湧いている奇跡のような温泉もあります。体温に近いお湯に入るとこを「不感温浴」といい、ここに入ると、お湯に入っているのに入っていないような、宙にふわふわ浮いているようなとても気持ちの良い感覚があります。
今回は首都圏から気軽にアクセスできる栃木県、群馬県、山梨県から、この不感温浴が楽しめる極上の"ぬる湯"を3ヶ所紹介します。いずれも源泉掛け流しで、日帰り入浴可。温泉の鮮度が実感できる肌への泡付きが良い温泉も多く、こちらも注目です。
鬼怒川温泉 仁王尊プラザ(栃木県)
鬼怒川温泉は栃木県でも知名度の高い大きな温泉地ですが、その中でもお湯の良さに定評があるのが、東武ワールドスクウェア駅から近い「仁王尊プラザ」。
自家源泉で源泉温度は43.6度ですが、湯船ではだいたい体温前後の35~36度になることも。泉質は鬼怒川温泉では珍しい硫黄泉です。
鬼怒川ライン下りで使われていた屋形船を利用したお風呂が名物ですが、他に川を見下ろす位置に水着着用の混浴露天風呂があり、こちらも開放感バツグンです。
鬼怒川温泉 仁王尊プラザ
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原371-1
電話:0288-76-2721
日帰り温泉受付時間:9:00~21:00 (最終受付20:00)※変更になることもあり
日帰り入浴料:大人700円、小人350円
公式サイト:鬼怒川温泉 仁王尊プラザ(外部リンク)
川古温泉 浜屋旅館(群馬県)
群馬県みなかみ町の温泉は「みなかみ18湯」と呼ばれていますが、その一つ、川古(かわふる)温泉は湯治客に愛されてきたぬる湯の名湯。一軒宿の「浜屋旅館」で入浴することができます。
泉質はカルシウム・ナトリウム―硫酸塩温泉で、源泉温度は39.8度。浴槽ではほどよい不感温浴が楽しめます。
川の眺めが良い大きな露天風呂は混浴ですが、女性専用露天風呂もあります。筆者が泊まった時は、女湯の方がより泡付きの良いお湯でした(源泉は同じです)。
川古温泉 浜屋旅館
住所:群馬県利根郡みなかみ町相俣2577
電話:0278-66-0888
日帰り温泉受付時間:10:30~14:00※土日祝日お盆等繁忙期は日帰り不可、そのほかにも日帰りお休みの日あり
日帰り入浴料:大人1,000円、小人500円
公式サイト:川古温泉 浜屋旅館(外部リンク)
また群馬県のぬる湯では「霧積温泉 金湯館」もオススメです。
山口温泉(山梨県)
ここまで栃木県と群馬県のぬる湯の温泉旅館を紹介してきましたが、最後の山梨県の「山口温泉」は旅館ではなく日帰り専門の施設です。
泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、源泉温度は36.2と、まさに体温ジャスト。湯船では35度台になることが多いようです。
35度、36度などは気温だったら暑くてたまらないと思いますが、不思議とお風呂だと非常に気持ちよい。特に暑い日は34~35度と体温よりちょっと低いぐらいのお湯が一番不感温浴に感じます。
山口温泉のお湯は泡も多く、肌に付いた泡と戯れるという楽しみ方も。
山口温泉
住所:山梨県甲斐市篠原477
電話:055-279-2611
営業時間:9:00~20:00
定休日:月曜日
入浴料:大人600円※入館は中学生以上。なお中学生・高校生は保護者同伴でご利用ください。
公式 X:山口温泉(外部リンク)
また山梨県のぬる湯では、「韮崎旭温泉 韮崎旭の湯」もオススメです。
※最後に夏の露天風呂、特に近くに清流がある所はアブが出る可能性が高いのでご注意ください。
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