「藤沢市内で、新鮮なオリーブからオリーブオイルを搾り、量り売りしているお店がある」

今回もまたまたそんなお話を耳にし、その特別なオリーブオイルを目指し取材に行ってきました。

こちらは、オリーブオイルの専門店『フレッシュオリーブ』。

場所はJR藤沢駅北口より車で約10分。先日ご紹介した一風変わったお肉屋さん『ハム・ソーセージ工房 青空ミートハウス』の向かいにあります（一見倉庫のような建物なので、通り過ぎてしまわないようご注意を…！）。

店内にはオリーブを使った商品がずらり。オイルをはじめ、基礎化粧品などもならびます。

代表を務めるのは、医学博士（皮膚科学がご専門）でもある大山康明さん。

もともとは無添加化粧品や健康食品を販売する『株式会社ファンケル』にお勤めだった大山さん。そこで得た経験や人脈を生かし、世界に先駆けて「冷凍製法（特許）」によるオリーブオイルの生産システムを確立します。「時間が経過した油は、酸化が進み、体に悪影響を及ぼします。『医食同源』という言葉通り、普段から新鮮で良質な油を摂取することが、健康維持にもつながります」と大山さんは話します。

そこで着目したのがオリーブオイル。まずは世界一のオリーブ生産を誇るスペインで、無農薬で良質なオリーブを作る契約農家と提携。収穫仕立てのオリーブをマイナス60度で瞬間冷凍し、鮮度を落とさず品質を保ったまま日本に輸入（その量は年間で20トンにもなるのだとか…！）。必要な時に必要な分だけ搾油します。

毎週2～3回、約2時間半かけて、解凍したオリーブを粉砕・練り込み・遠心分離と加工していきます（加熱処理は一切なし）。

こうして抽出されたオリーブオイルをひと晩かけてろ過し、翌朝には容器に詰めて販売。「店頭で販売しているオリーブオイルは、基本的に1週間以内に搾られたものです。ほかでは味わえない、とてもフレッシュな香りとコク、旨みが楽しめますよ」と大山さん。

販売商品は、量り売りの「エキストラバージンオリーブオイル（10g60円／瓶での販売は105g690円～）」や、スペイン生産者から直輸入している本場の「塩漬けオリーブ（100g380円）」のほか…

「天ぷら・炒め物用エキストラバージンオリーブオイル（912g1,080円～）」

基礎化粧品の「オリーブオイル石鹸（80g1,000円）」「ハンドクリーム（75ml1,080円）」など多岐にわたります。

今回は、気になった2つの商品を詳しくご紹介しますね。まずは「塩漬けオリーブ」。

苛性ソーダなどの食品添加物を一切使用せず、古来製法で作られた本場の「塩漬けオリーブ」。低塩で作られているので、オリーブそのものの味を楽しめます。サラダやサンドイッチのアクセントに最高ですよ。

そして「エキストラバージンオリーブオイル」。オイルとは思えないほど、極上のフルーティーな香りと、奥深い味わいが口の中全体に広がります。ポリフェノールも多く含むので、わずかに辛みも感じますよ。

私は、大山さんに「新鮮な野菜に、塩コショウとあわせてシンプルに使ってみてください」と言われた通りサラダに使用してみました。するとドレッシングよりも格段に野菜の味を楽しめるひと品に大変身しましたよ。ちなみに、卵かけご飯やお豆腐にかけても美味しいそうです。

新鮮な搾りたてのオリーブオイルを提供している『フレッシュオリーブ』。公式 ホームページ（外部リンク）の通信販売ほか、一部商品は『湘南藤沢スーベニールズ（藤沢駅南口2階コンコース）』でも購入が可能です。毎日の食事と健康維持に、今使っているオリーブオイルを見直してみませんか？