ここ3年の合計本塁打ランキング。トップ3は村上宗隆、岡本和真、牧秀悟。パ・リーグで最も多いのは…
村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)は、ここ4シーズンとも、30本以上のホームランを打っている。2021年が39本、2022年が56本、2023年が31本、2024年は33本だ。
2024年に30本塁打以上は、33本の村上と34本の山川穂高(福岡ソフトバンク・ホークス)の2人しかいなかった。山川は、前年が0本なので、30本塁打以上のストリークを継続しているのは、4シーズン連続の村上だけ、ということになる。
ちなみに、村上のシーズン30本塁打以上は、2019年(36本)を含めて5度。2019~24年の6シーズン中、30本塁打に2本足りなかった2022年は、1チーム120試合の短縮シーズンだ。
一方、岡本和真(読売ジャイアンツ)は、2018年から継続していた30本塁打以上のストリークが、6シーズンでストップした。岡本のストリークについては、1月にこちらで書いた。
◆「岡本和真の前に6年連続30本塁打以上を記録した8人は「7年目」に何本のホームランを打ったのか」
それでも、岡本がここ2シーズンに記録した68本塁打(41本+27本)は、村上の64本塁打(31本+33本)を上回るだけでなく、どの選手よりも多い。
ここ3シーズン(2022~24年)の合計本塁打トップ20は、見落としや数え間違いがなければ、以下のとおり。合計本数とホームラン1本当たりの打数に、各シーズンの本数を記した。
トップ3には、120本塁打(シーズン平均40.0本)の村上、98本塁打(平均32.7本)の岡本、76本塁打(平均25.3本)の牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)が並ぶ。パ・リーグで最も多いのは、75本塁打(平均25.0本)の山川だ。2023年までは埼玉西武ライオンズにいて、2023年は59打数で0本塁打だった。
なお、山川に次ぐ、73本塁打(平均24.3本)のグレゴリー・ポランコ(千葉ロッテ・マリーンズ)は、2022年に読売で24本のホームランを打ったので、パ・リーグに限ると、2番目に多いのは、67本塁打(平均22.3本)の浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)となる。
ちなみに、ここ3シーズンに40本塁打以上は、トップ20の21人以外に2人。杉本裕太郎(オリックス・バファローズ)が15本+16本+11本=42本塁打(平均14.0本)、坂倉将吾(広島東洋カープ)は16本+12本+12本=40本塁打(平均13.3本)を記録した。
杉本と坂倉を含めた23人のなかに、2シーズン続けてホームランが増えている選手――各シーズンの本数が、2022年<2023年<2024年――は、皆無だ。それとは反対に、2シーズン続けて、あるいはそれよりも長く、ホームランが減っている選手は、少なくない。
ここ3シーズンにおける、メジャーリーグの合計本塁打トップ20(と合計盗塁トップ20)については、こちらで書いた。