3年前の夏にトレードで一緒に放出した2人を今夏と今オフに再び獲得するが、チームメイトにはならず!?
11月19日、シアトル・マリナーズは、金銭トレードにより、タンパベイ・レイズからオースティン・シェントンを獲得した。そして、シェントンを40人ロースターに入れるため、JT・シャギワをDFAとした。40人ロースターから外した、ということだ。
シェントンは、来年1月で27歳の内野手だ。主に、内野の両コーナーを守る。2024年の出場は、メジャーリーグで19試合とAAAで83試合。AAAでは、打率.258と出塁率.361、20本塁打、OPS.858を記録した。メジャーリーグでプレーしたシーズンは、他にはない。2023年は、AAとAAAの計134試合で打率.304と出塁率.423、29本塁打、OPS1.006。これらのスタッツから窺えるとおり、パワーと選球眼をセールス・ポイントとする。トレードの前日、レイズは、シェントンをDFAとした。
シャギワは、来月、34歳の誕生日を迎える。2024年は、マイアミ・マーリンズとマリナーズで計36登板。36.1イニングを投げ、防御率2.23を記録した。2021~23年の防御率(イニング)は、2.52(53.2)→2.42(22.1)→3.61(42.1)と推移している。その前の2020年は、東北楽天ゴールデンイーグルスで31試合に登板し、26.1イニングで防御率5.81を記録した。
かつて、2人は、同じトレードで移籍している。
シェントンは、2019年のドラフトで、マリナーズから5巡目・全体156位指名を受けた。シャギワは、2021年2月に、マリナーズとマイナーリーグ契約を交わした。2021年の夏、マリナーズは、レイズからリリーバーのディエゴ・カスティーヨ(現FA)を獲得した際に、その見返りとして、シェントンとシャギワの2人を放出した。
今回、DFAとされたシャギワが、マリナーズに残るかどうかは、まだわからない。シェントンとシャギワは、マリナーズとレイズのどちらの傘下のマイナーリーグでも、チームメイトとしてプレーしたことはない。