タマリンドって知ってる?タイやインドで定番の不思議なフルーツ食べてみた【スパイス】
どうも!スパイス料理研究家のこうしんりょーたろうです。
いきなりですが皆さんタマリンドってご存じですか?
タマリンドはインドや東南アジアでは定番のフルーツで、そのまま食べるだけでなくその独特の酸味を活かして調味料やスパイスとして広く使われています。日本ではまだまだ馴染みないですが、近年のスパイスブームの後押しもあり少しずつ認知度が高まってきているんです!
タマリンド
タマリンドってどんなフルーツ?
タマリンドは、東アフリカが原産のマメ科に属するフルーツです。マメ科らしくさやに入っていて、さやの中にはねっとりとした果肉が入っています。タマリンド(tamar-l-lind)とは、ペルシャ語で「インドのデーツ」という意味で、果肉の食感と香りがデーツに似ていたことから、アフリカからインドを経由し中東に広まっていく過程でタマリンドと呼ばれるようになったそうです。
タマリンドは、インド料理やタイ料理には本当に欠かせないスパイスです。果肉を水に溶かしてタマリンド水を作り、その酸味を料理に加えます。インド料理のサンバルやラッサム、タイ料理のトムヤムクン、パッタイなどあの棘のない独特の酸味をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。「アジア料理の酸味はタマリンド」という人がいるくらいアジアを中心に広く使用されています。
タマリンドには酸味が強く調理に使われるものと、甘みが強いスイートタマリンドと呼ばれるものの2種類があり、今回購入したのはスイートタマリンド。大きな落花生のような形をしているのが特徴です。
タマリンドはスーパーフード
なんとタマリンドって美容と健康にもいいスーパーフードなんです。カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルが含まれており、特に鉄分はとっても豊富。疲労回復や消化促進、食欲を抑える効果も期待できるそうです。
実際に食べてみた
さやは意外と柔らかく、少し力を入れるとパキっと割れます。
果肉は黒褐色でねっとりとしています。果肉の周りには根のようなものがまとわりついています。この根の部分をとっていただきます。
タマリンドには大きな種があり、食べられる果肉部分はとっても少ないのです。はじめ果肉だけをかじろうとして失敗しました。種ごと口に放り込んで食べるのが正解みたいです。
お味は、凝縮された甘みとまろやかな酸味がとっても美味しいです。ドライフルーツのような感覚で食べられますね。「インドのデーツ」と呼ばれるだけあって、デーツにも近いような気がします。甘い梅のような味でもあります。
普段調理に使う時のように、タマリンド水を作ってみました。スイートタマリンドは酸味が弱めなのでタマリンド水も酸味よりも甘みが引き立つ味わいに仕上がりました。炭酸水で割ってシロップを入れてジュースにすると夏にぴったりなドリンクになりました。とっても美味しかったです!
コストコのタマリンドは450gの大容量。たくさん入っているので、まだまだ満喫できますね。次はカレーも作ってみたいと思います。
機会がありましたら、ぜひタマリンド試してみてください!!!
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