タイパの悪い話し方6選・タイパの高い話し方9か条 ~複雑なことを単純に考える研究所【23年8月編】
■タイパの悪い話し方6選
(※今回は、1万2000字を超える大作記事である)
なぜ、多くの会社は業務のQCD――Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)に多額のコストや時間を投じるのに、コミュニケーションのQCDには無頓着なのか。
仕事を効率化させたいのなら、作業効率よりもはるかに大事なことがある。それが「コミュニケーション効率」である。
拙著『キミが信頼されないのは話がズレてるだけなんだ』にも書いた。認識のズレが大きければ、ミスコミュニケーションの発生率は高くなる。
それに、最近の若者はタイパ(タイムパフォーマンス)を重んじる。単にコミュニケーション効率だけでなく、タイパも高くないと関係が悪くなる。
タイパの高い話し方というのは、あまり時間がかからずに相手が理解できる、納得できる話し方である。
(厳密に書くと「話し方」というより、話す環境や、話す中身のことだ)
だから、20分ガマンして聞いていたら最後に「点」と「点」が繋がって、ようやく理解できるようになる……という話し方は、できる限りやめよう。
結果が同じなら、
30分よりも10分である。
5分よりも20秒で終わるほうを選ぼう。
早ければ早いほどいい。
それでは、どのようにすればタイパの高い話し方・伝え方ができるのか? それを伝える前に、まずは「タイパの悪い話し方6選」を紹介する。
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