子育てと仕事の両立で罪悪感をもつ必要はない!~元保育士パパが考える【子育てと仕事の両立】
働きながら子育てをしているお父さん、お母さんにとって、「子育てと仕事の両立」は大きな課題です。
子育てと仕事を両立する皆さんが抱えている主な悩みには、以下の4つがあります。
1.時間が足りない
2.気持ちに余裕がもてない
3.疲労が激しい
4.罪悪感がある
この記事は、4つの中で「罪悪感がある」という悩みについて解説します。子育ても仕事も一生懸命頑張って大変な思いをしているにもかかわらず、なぜ罪悪感を持ってしまうのでしょうか。身体的にも精神的にも大変なうえに罪悪感まであったら、子育てがますます辛いものになってしまいます。
子育てと仕事の両立で、罪悪感があるという人はぜひ読んで、罪悪感を捨ててください。
尚、子育てと仕事の両立している皆さんが抱えている主な4つの悩みの中で、「時間が足りない」「気持ちに余裕がもてない」「疲労が激しい」の3つの悩みについてはそれぞれ別の記事で解説しています。ぜひ3つの記事も読んでみてください。
子育てと仕事の両立でなぜ罪悪感をもつのか?
毎日一生懸命子どものことをして、仕事をして、家事をして、精いっぱい頑張っているのに、どうして罪悪感をもってしまう人がいるのでしょうか。
長時間勤務の仕事をしていると、保育園やこども園に早朝から遅い時間まで長時間預けなくてはなりません。子どもが小さいうちから園に長時間預けることに、申し訳なさを感じるお父さんやお母さんがいます。
また、子どもが小さいうちは体調を崩しやすく、発熱や感染症の感染など子どもが体調を崩すと仕事を早退したり休んだりしなければなりません。治るまでに時間がかかったり何度も体調を崩すことが続いたりすると休みをもらうことが増え、職場に迷惑を掛けて申し訳ないと感じてしまうのです。
仕事をしている間は子どもの世話ができないので、保育園やこども園に預けている人が多くいます。実家の近くに住んでいる人や同居や二世帯住宅で生活している人は、自分の親にお願いして子どもの面倒を見てもらっているという人もいるでしょう。自分の親にお願いしているという人はある程度融通が利きますが、園に預けている人は仕事を休まないために子どもの体調が治りかけで園に預けて、またぶり返すということもあります。園に迷惑を掛けて申し訳なく思い、子どもには無理をさせて申し訳ないと思うのも無理はありません。
周りのサポートがなければ子育てはできないのですが、サポートしてくれている人達にできるだけ迷惑を掛けずに子育てをしようと考える人が多いのです。しかし、子育ては思ったようにはいかないので、申し訳ない気持ちから罪悪感をもってしまうのでしょう。
「ごめんなさい」より「ありがとう」
もしかしたら、職場の人から嫌みを言われたり迷惑そうな顔をされたりした経験がある人もいるかもしれません。仕事が忙しく余裕がないと、つい嫌みを言ってしまったり顔に出てしまったりする人もいるでしょう。
しかし、職場では休みをもらったり仕事をサポートしてもらったりするのはお互いさまです。休みをもらって迷惑を掛けたと思うなら、その分できるときに同僚の仕事を手伝ったり協力したりすればよいのです。
そして、「申し訳ない」という気持ちより「ありがとう」という感謝の気持ちをもつように意識してください。「おかげで助かりました。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちをもち、感謝の気持ちを言葉や態度で伝えましょう。感謝の気持ちをもつことで、恩返しをしようと思う前向きな気持ちになれます。そして、「ありがとう」と言われて嬉しくない人はいません。「ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません」という挨拶も、もちろん大切ですが、それ以上に感謝の気持ちをもつと、自分も周りも温かく幸せな気持ちになれます。
そして、我が子に対して長時間預けて申し訳ないと思う人も多くいます。ときには、休み明けなどに子どもが「園に行きたくない」と泣くことがあるかもしれません。そんな日は、特に子どもに対し罪悪感をもってしまうでしょう。しかし、親が遊びたくて預けているわけではありません。生活のため、子どものために一生懸命仕事をするために園に預けているのです。頑張っている自分に、どうか誇りをもってください。
子どもは園生活の中で、家庭ではできない貴重な体験をたくさんしています。その体験は、子どもの成長にとって大切なものでもあるはずです。罪悪感をもつなら、仕事が休みの日は園を休ませて一緒の時間を過ごしたり、毎日抱きしめたり、できる範囲で愛情や感謝を伝えるように心掛けましょう。
まとめ
人に迷惑を掛けて平気でいられる人より、罪悪感をもつ人のほうが人間的には素敵です。しかし、子育てと仕事の両立で一生懸命頑張っている自分に罪悪感をもったり責めたりしては、ますます辛くなってしまいます。
頑張っている自分を誇り、サポートしてくれる人達に感謝しながら毎日を過ごしてください。