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子どもの気持ちって理解できる?~元保育士パパが考える「子どもの気持ちを理解する方法」

hirofuminice元保育士Webライター

子どもは年齢が低ければ低いほど親の援助が不可欠です。しかし、子どもも1人の立派な人間なので子どもは子どもの考えや意思があり、そのときどきでやりたいことや思うことがあります。

親子でも別々の人間なので、子どもが「何を考えているのか」「何をやりたいのか」全て理解することはできないでしょう。子どもがなんでも話してくれればよいですが、成長とともに親には言えないことや知られたくないことも出てくるものです。

今回のテーマは「子どもの気持ちを理解する方法」です。子どもの気持ちを理解する方法や、それぞれのポイントを解説します。

子どもの気持ちを理解する方法とポイント3選

まだ言葉を話せない赤ちゃんはもちろんですが、子どもは親とは別の人格なので気持ちを話してもらわなければ理解することは難しいでしょう。しかし、言葉にならない子どもの気持ちを理解することで、親として適切な援助や配慮をすることができるものです。

親が子どもの気持ちを理解する方法と、そのポイントを3つ解説します。

子どもに気持ちを聞く

まずは、言葉で気持ちをたずねましょう。

「どうしたの?」「何か嫌なことがあった?」などと聞いてみると、素直に話すこともあるでしょう。しかし、子どもの年齢が低いうちはなかなか思うように話せず、話の辻褄が合わなかったり何を言っているのか理解できなかったりすることもあります。

また、年齢が上がってくると親には言いたくないことも出てくるもの。そして、子どもの言うことが本当のことだとは限りません。じっくりと聞かなかったり親の思い込みがあったりして、子どもの気持ちや状況を親が勝手に間違えて解釈してしまうケースもあります。

子どもに気持ちを聞くポイント

・しつこく聞かない。

親に聞かれても、話したくないこともあります。話さないからと何度もしつこく聞かれると、子どもはますます心を閉ざしてしまいかねません。聞いても話さないようなら、子どもの話したくない気持ちを尊重してそっとしておいて様子を見たり、少し時間を置いてもう一度聞いてみたりなど配慮をしましょう。

・子どもが話してくれたらお礼を言う。

素直に自分の気持ちを話したときは、「話してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。親に言いにくいことでも、親が親身に聞いてくれた、気持ちをわかってくれたと感じると「話してよかった」「これからも親に相談しよう」という気持ちになるものです。

・子どもの話をしっかりと聞いて正しく理解する。

子どもの話を聞く前に決めつけたり焦る気持ちからじっくり話を聞かなかったりすることがないよう、子どもの話にはしっかりと耳を傾け、疑問点などは質問をしながら正しく理解するよう努めましょう。

子どもの気持ちを想像する

子どもは今、こんな気持ちなのではないかということを、想像してみましょう。

もちろん親の想像が合っているとは限りません。想像してみても、少しもわからないときもあるでしょう。

それでも、子どもの気持ちを理解することをあきらめず、自分が子どもだった頃のことを思い返したり夫婦で話し合ったりして、子どもの気持ちを理解しようと努めることが大切です。

子どもの気持ちを想像するポイント

・自分の想像が合っていると思わない。

あくまでも親の想像なので、自分の想像が正しいと思い込むことは避けましょう。子どもの気持ちを想像して言葉をかけたり援助したりして子どもの反応を見ながら、会っているかどうかを少しずつ見極めていきましょう。

・子どもの様子を注意深く観察する。

子どもを観察することで、少しずつ見えてくるものがあるはずです。わからなければわからないときほどさじを投げず、子どもの様子をよく見守りながら想像することを続けましょう。

子どもの気持ちを理解することをあきらめる

子どもの気持ちを完全に理解することは不可能です。よい意味であきらめましょう。

前段で「子どもの気持ちを理解することをあきらめず」と書いたのに、矛盾しています。もちろん子どもの気持ちを理解する努力は、あきらめずに続けることが大切です。しかし、所詮子どもも他人なので、魔法使いでもない限り完璧に理解することは不可能だということを理解しましょう。

子どもの気持ちを理解する努力を続けながらも、よい意味で完全に理解することはあきらめ、子どもの気持ちが理解できないなら理解できないなりにそのときできる最大限の配慮や援助をしましょう。

子どもの気持ちを理解することをあきらめるポイント

・投げやりにならない

どうせ理解できないからと投げやりになるのではなく、理解できないながらも子どものために何をしたらよいのか?ということを考えて実践しましょう。

子どもの気持ちが理解できないということは、よかれと思ってしたことが逆効果になったり的外れだったりすることもあります。したがって、子どもの気持ちを完全に理解するということはあきらめても、理解したいという気持ちや理解しようと想像する努力は続けることが大切です。

子どもの気持ちを理解できないときは見守ることが大切

子どもの気持ちを理解する方法を試しても、理解できないこともあるでしょう。親として子どもに何をしたらよいのか、途方に暮れることもあるかもしれません。しかし、子どもを見守ることはできます。子どもの様子を見守ることで、子どもの気持ちがすこしずつ見えてくることもあります。

そして、子どもは自分の力で困難を乗り越える力を身につけることも大切です。親に見守られたり援助されたりすることで、子どもは安心感に包まれ、少しずつ自分で乗り越える力や自信を持てるようになります。

どんなときも子どもを温かく見守る気持ちを持ち続けましょう。

元保育士Webライター

元保育士で、現在はフリーランスとしてWebライターのほか、リトミックや親子遊びの指導など幅広く活動しています。保育士やリトミック指導のスキルや知識、父親としての子育て経験を基に、子育てや保育に関する情報を発信していきます。

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