ネットの子育て記事は正しいのか?~元保育士パパが考える「子育て情報を見分ける方法」
元保育士Webライターのナイスです。
僕は33年の保育士経験と2人の我が子の子育て経験を活かして、子育ての記事を書かせていただいています。保育士としても親としても悩んだことや失敗が数多くあり、たくさんの子ども達や我が子から学びをもらい、成長させていただきました。
その経験を活かし、感謝の気持ちを込めて子育て真っ最中の方や保育士さん達に少しでも役立つ記事を書くことが目標です。
僕以外にもネットに子育て記事を書いているライターさんやサイトはたくさんあります。今は、少し検索すれば数多くの情報に触れることができる便利な時代です。しかし、僕も含めてネットに書いてある情報が全て正しいわけではありません。
そこで、今回のテーマは「ネットの子育て情報が正しいものかどうか、見分ける方法」です。
正しくない情報が溢れている理由
子育てに限らず、ネットに流れているニュースやさまざまな情報の中には、正しくないものが少なくありません。拡散されている記事が、正しくないこともあります。
ニュースであれば、わざと正しくない情報を拡散して印象操作をしようとする人もいるでしょう。しかし、子育ての情報に関しては、わざと誤情報を流そうとする人はあまりいません。では、なぜ正しくない子育て情報が溢れてしまうのでしょうか。
主な理由は、次の2つです。
古い情報だから
子育ての考え方や教育観は、昔から変わらないものもたくさんありますが、時代の変化とともによいとされることは変化しています。しかし、情報や考え方をアップデートできないまま、今の時代にそぐわない情報を発信してしまう人がいるのです。
書いた人の認識や知識が間違えているから
書いた人のリサーチが甘かったり考え方が偏っていたりすることで、間違えた情報を発信してしまう場合もあります。書いた人は正しいと思って発信しているけど、実は誤情報というケースです。
子育て情報を見分ける4つの方法
ネットに流れているたくさんの記事やブログの中から、子育ての正しい情報を見分ける方法を5つ紹介します。
発信日や更新日を確認する
記事の中には、発信日や更新日が記載されているものが多くあります。情報が新しいか古いかということは情報の正しさを見分ける1つの目安になるため、最近書かれた記事なのか、数年前に書かれた記事なのか確認するようにしましょう。特にデータが記載されている記事は、最新の情報であるか必ず確認することが大切です。
ただし、新しい記事が必ずしも正しいとは限らないことも頭に入れて、あくまでも正しいかどうかを考える根拠の1つにしましょう。
書いた人の肩書や実績を見る
誰が書いたかわからない記事もあれば、書いた人の名前やプロフィールが記載されている記事もあります。名前や肩書がしっかりわかるほうが、信頼度が高いです。
信頼できるサイトかどうか確認する
ネット記事や情報は、大手企業のサイトから個人ブログ、SNSまでありとあらゆる媒体から発信されています。もちろん個人のブログでもきちんとリサーチをして正しい情報を書いている人は多くいますが、中にはあまり信頼できない記事もあるのが事実です。
一般的に個人のブログよりも、大手サイトの記事が信頼度は高いでしょう。
複数の記事を読む
検索して上位に出てきた記事の内容が正しく新しい情報とは限らないため、必ずいくつかの記事を読んで比較するようにしましょう。
内容に共感できるかどうかを判断基準にする
多様化が叫ばれている現代では、さまざまな考え方や価値観の人が各自の意見を自由に発信しやすくなりました。子育てに関する考え方や価値観も、多種多様。記事を読んで、内容に共感できるかどうか自分の心で判断することが、実は1番大切なことです。
子育ての考え方は多様
子育ての考え方は多様で、やり方も1つではありません。また、一般的に正しいとされている方法や実際にうまくいった事例として紹介されているやり方が、どの子にも当てはまるわけではありません。
ネットの記事や情報の中で「共感できる」「やってみよう」と思ったやり方を、まずはいろいろ実践してみましょう。やってみないとわからないことも、たくさんあります。実践した中で、1番よいと思ってやり方を続けることが大切です。