知ってた?泊まらなくても入れる箱根の老舗旅館の貸切露天!湯上りはワインや地酒フリーフローのラウンジも
温泉ライターの泉よしかです。
今でこそ箱根十七湯とか箱根二十湯と称して多くの温泉地を抱える箱根ですが、江戸時代には箱根七湯しか知られていませんでした。
当時は大々的に機械を使った掘削・揚湯や蒸気から温泉を造成する技術はありませんでしたから、このころから知られていた七湯はいずれも自然湧出していた温泉です。つまり、地中でじっくり熟成された名湯といっても良いでしょう。
その中でも、硫黄成分を多く含み、時には濁り湯になることもある芦之湯温泉は、箱根での温泉の選択範囲がはるかに増えた現代でも、昔と変わらず名湯であると高い評判をキープしています。
そんな芦之湯温泉の名旅館「松坂屋本店」は、日帰りでも利用できます。今回はこちらの日帰り入浴について紹介します。
寛文2年創業の老舗旅館「松坂屋本店」
芦之湯温泉の松坂屋本店は、寛文2年創業。歌川広重の浮世絵にも描かれたことのある老舗の旅館です。
このお宿をたっぷり楽しむなら、泊まって朝に夕に温泉に入るのが一番なのですが、時間的な理由や予算的な理由で泊まりたくても泊まれないという人もいるかもしれません。
そんな時にお勧めしたいのが日帰り入浴。特にこちらの温泉は自家源泉で、ほかのお宿では決して入れないのですから、日帰りでも入浴できるのは大変ありがたい。
日帰りで利用できるのは貸切源泉露天風呂です。つまりお一人やカップルで気兼ねなくお風呂が独占できるのです。これもまた、なかなか贅沢といえます。
貸切源泉露天風呂が5つの湯処「万右衛門の湯」
「松坂屋本店」の貸切源泉露天風呂「万右衛門の湯」には5つお風呂があります。つまりいずれか一つを貸切ることになります。
お風呂の名前はそれぞれ「兵蔵」「忠蔵」「金左衛門」「清右衛門」「平兵衛」で、全てのお風呂に寝転がれる大きなソファーの付いた個室、洗い場、アメニティの備えられた洗面台が付いています。
5つの貸切露天風呂は、全て同じサイズ。ウッドデッキに木製の湯舟が据え付けてあり、森で湯あみしている気分が味わえます。
湯船の大きさは、二人で入ってもゆったり。お湯はもちろん掛け流しで、気になる泉質は弱アルカリ性の含硫黄―カルシウム・ナトリウム・マグネシウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉。
この温泉は「硫黄泉」「硫酸塩泉」「炭酸水素塩泉」の三大美肌泉質すべてを含有しており、お肌のくすみをクレンジングから保湿まで叶えてくれる優れもの。しかも毎分200ℓ湧出する湯量豊富なお湯を、100%贅沢に源泉かけ流しで使っています。
湯の花の量も多く、温泉情緒もたっぷりです。極上の湯あみ時間が過ごせます。
湯上がりはラウンジでアルコールもフリーフロー
「松坂屋本店」の日帰り温泉で、もう一つ注目したいポイントはラウンジが利用できること。ここではコーヒー、紅茶、ジュースなどのソフトドリンクだけでなく、日本酒、ビール、ワインなどのアルコールも飲み放題なのです。
例えば地酒の箱根山はいかがですか?
ビールはセルフでサーバーからそそぎたてを。
ワイングラスも似合うシチュエーションです。
ドリンクを片手にくつろげるスペースがまた雰囲気抜群なのです。まずドリンクの正面にある採光の良いテラス。お庭を眺めながらゆっくりできます。
次に中庭を望むバーラウンジ。書籍なども置いてあり、落ち着いて飲むには良い場所です。
最後に明治時代の洋館さながらのラウンジを紹介します。クラシカルな椅子や天井から下がるシャンデリアなどとてもロマンティック。
ここで過ごす時間を含めてオススメしたい温泉です。
松坂屋本店
住所:神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57
電話:0460-83-6511
日帰り入浴:
・利用方法:利用日の13:30までに電話で予約
・1室利用料金:8,800円 / 1~2名様まで(3名以上1人につき+3,300円)
・利用可能時間:12:00~16:00(最終入館14:00)
・利用時間:120分(入浴60分+フリードリンク付きラウンジでの休憩60分)
公式サイト:松坂屋本店(外部リンク)
松坂屋本店に入浴体験を提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
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