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高血圧の治療には、食事や運動など日々の積み重ねが鍵!【高血圧のいろはを理学療法士が解説します】

ぴぴ田舎の民間病院で働く理学療法士

田舎の民間病院で理学療法士として勤務しているぴぴです。

みなさまにひとつでもためになるような知識や情報をお届けしていきたいと思います。

高血圧治療の基本的な考え方

高血圧は「サイレントキラー」という別名がつくくらい、自覚症状が少ない病気のひとつです。

高血圧はひっそりとあなたに忍び寄り、深刻な病気を引き起こす可能性があります。

高血圧と言われたら・・・

高血圧の治療方法には以下のものがあります。

  • 薬物療法
  • 生活習慣の改善
  • 自然療法と補完療法
  • 治療継続とモニタリング

本記事では生活習慣の改善について解説していきます。

今の生活を見直すポイントは?

生活習慣とは、主に食事運動を指します。

高血圧を効果的にコントロールするためには、薬物療法だけでなく日々の生活習慣の見直しが必要となります。

薬物療法と併せて行うことで、身体の状態を改善し、薬の効果を高めることができます。

食事の習慣で見直すポイント

塩分の制限

高血圧治療には塩分制限が重要とされており、食塩摂取量は1日に6g未満にとどめることが推奨されています。

食塩摂取量を減らすための工夫

・味噌汁や漬物の摂取量を減らす

 味噌汁:具だくさんにして、量を減らす

 漬物:塩分控えめのものを選ぶ、食べる量そのものを控えめにする

・調味料を工夫する

 醤油や塩の使用量を減らし、香辛料や酢・レモン汁などで風味を追加すると、減塩しながら満足感が得られます。

・加工食品の摂りすぎに注意する

 ハムやソーセージなどの加工肉、ちくわやかまぼこなどの練り製品、インスタント食品などは、塩分が多く含まれているため、食品表示を確認してみましょう。

バランスの取れた食事

・野菜と果物

 バナナ・ほうれん草・トマトなど、カリウムが豊富な野菜や果物は、体内の塩分排出を促し、血圧を下げる効果があります。

 青魚(サバ・サンマ・イワシなど)にはオメガ-3脂肪酸という成分が含まれており、血圧管理に役立ちます。

・全粒粉物

 玄米やオートミールへの置き換えで、食物繊維の摂取量が増え、血圧を抑える効果があります。

運動の習慣で見直すポイント

やるぞ!と決めたその日はモチベーションも高いのですが、三日坊主で続かないという方も多いのではないでしょうか。

無理なく続ける工夫

・習慣化する

ウォーキングをする時間や筋トレをする時間を生活の中に組み込んでみましょう。夕食後のウォーキングや歯磨きしながらスクワっトなど、毎日か必ず行うことと組み合わせるのがポイントです。

・仲間と一緒にする

個人の意志は意外と弱いものですが、家族や友人と時間を決めて一緒に行うようにすると、約束を守らなければという気持ちも芽生えますよね。自分以外の人も巻き込むことで、運動の時間を確保しやすくなります。現在は、同じ場所にいなくても、ラインでテレビ通話をしながら、ZOOMを繋ぎながらといったオンラインツールも活用しやすいので、仲間と一緒に取り組みやすい環境ですね。

まとめ

健康な食事と運動習慣を取り入れることで、無理なく自然に血圧をコントロールできるようになります。

習慣化するまでには工夫も必要ですが、高血圧以外の生活習慣病の予防にも効果があるため、少しずつ取り組んでみましょう。

田舎の民間病院で働く理学療法士

地域の高齢者のリハビリや在宅復帰に関わり10年以上理学療法として勤務しています。リハビリ目線でのお役立ちTips、病気・怪我に関する情報を執筆していきます。田舎在住の二児のママです。

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