空芯菜は夏の体にいい?暑い国で食べられる理由と人気の「にんにく塩炒め」のレシピ
暑くなって、近所の八百屋でも空芯菜を見かけるようになりました。台湾やベトナムなど蒸し暑い国で多く食べられる空芯菜は、日本では夏場だけ店頭に並ぶ季節のお楽しみ野菜です。今回は、夏場の体を整える空芯菜の働きと人気レシピを紹介します。
夏場だけのお楽しみ
空芯菜は名前のごとく、茎が空洞の野菜です。熱帯原産で、暑さに強く成長が早いこと、害虫被害も少なく手間をかけずに育てられることから、蒸し暑い国で多く栽培され、食べられています。
このため日本では、家庭用に流通するのは夏場だけになりますが、値段が安く、近所の八百屋では200gで100円と、ほうれん草や小松菜よりも安く販売されている時もあります。
ほてりを冷やして免疫アップ
空芯菜は薬膳では、熱を冷ますほうに働く食材で、水分代謝を高めてむくみの改善効果もあります。またβカロテンやビタミンCも多く、肌粘膜を丈夫にするので、免疫アップや美肌効果もあり、紫外線による肌ダメージも和らげる作用があります。
蒸し暑い国で作られ食文化として定着したのは、空芯菜に夏の体を整える働きがあることも理由の1つのようです。
・ほてりを冷ます
・水分代謝を高める
・むくみの改善
・免疫アップ
・紫外線ダメージを和らげる
調理が簡単で初心者向き
空芯菜を調理したことがある方はご存じだと思いますが、中が空洞のため火が入りやすく、炒めものならささっと炒めるだけで食べられます。炒め時間はわずか2分くらいです。アクも少なく、事前に水に浸す必要はなく、下茹でも不要です。
さらに嬉しいのが、煮崩れしにくい点です。少々長く火を入れすぎても崩れずシャキシャキ感が残るので、家庭での炒め物に最適です。お浸しやカレーライスにしても美味しく食べられます。
空芯菜のにんにく塩炒め
空芯菜の人気メニューと言えば、塩炒めですよね。
空芯菜のシャキシャキした食感とにんにくの香りがよく合って美味しいですよね。そこで今回は普段私が作っている「空芯菜ににんにく塩炒め」のレシピを紹介します。
2人分
空芯菜=200g
にんにく=1かけ
鷹の爪=1本
ごま油=大さじ1
A.顆粒鶏がら=大さじ1/2(スープで)150ml分程度)
A.酒=大さじ1/2
塩こしょう=適量
①-切る
空芯菜は、4~5cmに切る。にんにくは薄切り、鷹の爪は種を取り除く。【A】を準備する。
⇒空芯菜の切り口が汚れていたら、少し切り落としておきます。
②-香りだし
フライパンにごま油、にんにくと鷹の爪を入れて温め、香りが出るまで炒める。
⇒空芯菜はさっと炒めるだけなので、先にニンニクの香りを油に移しておきます。
③-炒める
空芯菜と【A】を入れて、しんなりするまで炒め、お好みで味を調える。
⇒お好みで醤油やオイスターソースを少し加えてもおいしいです。
まとめ
きょうは、夏の体を整える効果のある空芯菜の効能と一番の人気メニューの「にんにく塩炒め」を紹介しました。
家庭用では空芯菜が手に入るのは、夏場だけで、値段も手ごろなので食べないともったいないほどです。
気にかけてみると、近所の八百屋やスーパーでも店頭に並んでいるので、ぜひお試しくださいね。