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【Yahoo!ニュース エキスパート】11月の「地域クリエイターMVA」記事が決定

11月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」が決定しました。

Yahoo!ニュース エキスパートのコアバリュー(新しい気づきがある・考えるヒントになる・行動につながる)を体現し、評価基準を満たした記事を表彰する「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」。

毎月8記事を選出し、その中から1記事「大賞」を選出しています。厳選した8記事を評価ポイントとともにお届けします。

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▼11月の地域クリエイターMVA大賞

Hinata Yoshiokaさん(兵庫県 神戸市)

もうこれが限界!定食にかけた想い、1000円の壁が越えられない…飲食店が抱える危機【神戸市】

【大賞評価ポイント】
店のバックグラウンド、店主の思い、提供メニューを定食にした理由を丁寧に取材して盛り込んでおり、店のコンセプトが伝わってきました。単なる洋食店のリポートにとどまらず、値上がりなど社会問題にも触れている点でニュース性を高く感じる内容でした。
【受賞コメント】
安くて美味しくてボリューミーな定食屋さん。これは記事にせねばと店主さんをインタビューしたところ、お店紹介も嬉しいけれど他に書いて欲しい事があるのだと真剣な話が始まりました。飲食業界が追い込まれている現実が、社会問題として目の前にあるのを感じて記事にした所、PVがかなり多く、同様に危機を感じている人が大勢いると驚きました。小さな声を何とか世に出し、皆が考え行動に繋がればという思いを込めて書きました。

11月度「地域クリエイターMVA」受賞記事は以下です。

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Kanae Nidoiさん(福岡県 遠賀郡岡垣町・遠賀郡芦屋町)

【遠賀郡芦屋町】鋳物師/樋口陽介「人が豊かになれる時間や空間に寄りそえるものを」

【評価ポイント】
現在国内で2人しかいないという芦屋鋳物師(いもじ)の「芦屋釜」作りに焦点を当てた、まさにその地域ならではの内容に着目し取り上げた記事です。作者の思いなどが強く伝わってきて、丁寧に深く取材したことをうかがわせる内容でした。
【受賞コメント】
「芦屋釜」という単語を元々知ってはいたものの、昔から歴史が苦手だったこともあり、どこか敬遠していました。そんな私が芦屋鋳物師の樋口さんと出会い、私なりの言葉で伝えられることがあるのならと取材。インタビューには1時間以上費やし、執筆にもかなり時間をかけました。その結果、読者からの反響はとても大きく、取材先からはありがたいお言葉を頂きました。これからも初心を忘れず丁寧な取材を心がけ、誰よりも深堀りした記事をお届けしていきます。

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酔街草さん(東京都 杉並区)

【東京都杉並区】ひとつ屋根の下で、子供を育みながら古民家風の空間で客をもてなす酒場が荻窪にある

【評価ポイント】
開店から10年の節目を迎えた煮込み料理屋を丁寧に取材しています。出店の経緯、メニュー名のネーミング秘話など興味深い要素をたくさん盛り込んでおりつい読み進めたくなる構成となっています。
【受賞コメント】
MVAにご選定いただき、ありがとうございます。居酒屋の若き女将が、3人の子育てをしながら孤軍奮闘している姿に心を打たれました。10周年を迎えても何ひとつ変わらない昭和レトロな雰囲気や、手料理の美味しさも伝えられたように思います。保育園のママ友から「読んだよ〜、これからも頑張ってね〜!」との励ましの言葉が多数寄せられたそうです。現在4人目がお腹に宿っているともお聞きして、二重の喜びに浸っております。

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Mamiさん(京都府 京都市)

【京都市右京区】喫茶できる瑠璃光院のようなカフェが清凉寺境内にオープン

【評価ポイント】
写真が非常にきれいなため、店舗の魅力がより伝わり、記事全体の質を高めています。内装や家具のこだわりなど、チーフへの丁寧な取材の様子が読み取れる内容です。記事末尾に今後のイベント計画を予告し、読者へ期待を持たせて行動促進にもつなげています。
【受賞コメント】
MVA受賞記事に選んでいただき、とても嬉しいです。派手な色使いの内装にも関わらず、不思議と落ち着ける「Bhagavan」さんの雰囲気に惹かれたため、美味しさに加え、居心地のいい「空気感」が伝わるように撮影・執筆しました。また、読者の方が実際に訪問された際に、お店の方と交流する楽しみに繋がるよう、取材時に教えていただいたおすすめ撮影スポットには触れつつも、あえて詳細を明記しない工夫もしました。

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伊波多玄以(HOTSUU)さん(京都府 京都市)

【京都市西京区】シュワっと淡雪のようにとろける石窯焼きチーズスフレケーキが西山山麓の柿畑にあった!

【評価ポイント】
店のバックグラウンド、店名の由来、店主夫妻の思いが盛り込まれていて、読者が店のイメージを湧きやすい内容となっています。旬の柿に触れている点や、地域ならではの「柿街道」の話を盛り込むことで、季節性を持たせてニュース性を高めています。
【受賞コメント】
今後の励みになります。本当にありがとうございます。この記事、盛ったりといった事は一切なく、本当に初めての食感でものすごく美味しかったので感じたままを記事にしたら評判が良かったです。小さな店ですが、地域の人たちに親しまれている仲睦まじいご夫婦の様子も伝えたかったです。掲載後、連日の行列で店のショーケースが空っぽになったと大感謝で写真を送ってくださいました。

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千姫さん(兵庫県 姫路市)

【姫路市】オール800円。ガッツリ系とあっさり系定食。自慢の米、手作り惣菜、陽気な母娘に疲れ吹き飛ぶ

【評価ポイント】
単なるメニュー紹介ではなく店のバックグラウンドなど丁寧に取材できています。タイトルに記事要素を盛り込み、撮影された写真がどれもきれいで記事全体の質を高めています。取材に同席した米の生産者のコメントから、使用している米へのこだわりが分かります。米のおいしい新米の季節に訪問しリポートすることで、店の魅力を最大限に伝えているのではないでしょうか。
【受賞コメント】
「安い、美味しい、ボリュームたっぷり!」。物価高の昨今、この条件を満たした定食は喜んでもらえると思い、掲載店に選びました。特にお米の味が評判とのことで、取材時には米農家の方にも同席をお願いし、品種の特徴や新米の出来栄えを聞きました。明るい人柄の経営者から広がる空気も感じ取っていただければ。お店からは掲載1時間30分後に「すごい反響です」と連絡があり、自分の選択が間違っていなかったと確信しました。

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姫野あゆみ(あゆ姫)さん(熊本県 熊本市)

【熊本市】とじないカツ丼ではなく、とじたくないカツ丼!豚かつが旨い。カレー店の進化に注目!

【評価ポイント】
筆者が記事内で以前も取り上げた店ですが、「メニューリニューアル」という小さなネタを拾って切り口にしており、他のクリエイターへの参考になるのではないでしょうか。並ぶシズル感のあるきれいな写真が記事全体の質を高めています。
【受賞コメント】
この度は、MVAに選んでいただきありがとうございました。過去にも紹介しているお店で、前回反響が大きかったとお店の方に聞いていたので、メニューが大幅に変わったことをまた伝えたいと思い取材しました。こだわりの食材について、読者の方にもしっかり良さを伝えることができるよう意識しました。今回も記事を見たというお客さんが、複数訪問されたとお店の方から連絡をいただき嬉しかったです。

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松田洋平さん(京都府 京都市)

【京都市下京区】まるで“お坊さんのコンサート”!?雅楽とおつとめの声に癒される本山興正寺の「報恩講」

【評価ポイント】
法要と、そこで3日間しか行われない「おそばの接待」の初日に取材。「大きな寺」という京都ならではの地域性がある話題を、興味深い切り口で取り上げています。“お寺っぽくない”「リテラス」を盛り込んでいて、読者の今後の行動促進になっています。
【受賞コメント】
先月に続き、11月度もMVAを受賞でき、大変うれしく思います。興正寺で行われる「報恩講」は想像以上に雅やかな法要ですが、一般的には「お寺の法要」と聞いてもなかなか足を運ぼうとは思いません。なので、できる限りカジュアルなイメージを伝えられるように、キャッチコピーや写真、構成を工夫しました。実際にこの記事をキッカケにお参りに来られたかたもいらっしゃったようで、このテーマを取り上げて良かったです。

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