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【姫路市】オール800円。ガッツリ系とあっさり系定食。自慢の米、手作り惣菜、陽気な母娘に疲れ吹き飛ぶ

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

とにかく明るいオーナー・竹中弥生さんと店主・飛鳥さん母娘で営む「米と汁のお食事処 きらく」へ。場所は姫路市青山。価格を抑えたモーニングとランチ、店内の雰囲気は「顧客が遠方の友達を呼んで来店する」ほど愛されています。お米に定評があり、今は新米の時期。訪ねるしかないでしょう。

甘くて香り高い米、きぬむすめ使用

「きらく」は本当は「氣楽」と書き、「氣」はエネルギーが八方に広がるという意味。約9年間、弥生さんが居酒屋を続けた後、今年2月から飛鳥さんと「きらく」を始めています。

2人の会話に参加していると、とびっきり面白くて撮影中は画像がブレるくらい。

竹中飛鳥さん(左)と弥生さん
竹中飛鳥さん(左)と弥生さん

モーニングもランチもお米系。モーニングは、おにぎり、卵かけご飯、お茶漬けの3種のセットがあり、小鉢・漬物・お汁・ドリンクが付いて800円。モーニングも内容からしてランチのよう。

米の生産者、市内のしらとり農園オーナーも取材の場に。品種は暑さに強い「きぬむすめ」、土づくりを大切にしているとのことです。猛暑日が続いた今年は特に香りが強く、甘み十分。同店はガス窯で炊いているので、ふっくらとしてさらなる甘みが。
炊きあがったご飯はツヤツヤ。で、この量が「小」だという。え~。

茶碗にてんこ盛り。一般的には大盛りといえる「小」
茶碗にてんこ盛り。一般的には大盛りといえる「小」

ランチの定食のご飯サイズは大・中・小と選べますが、小でも多いなら「極小」で。昼飲みをする人は「ご飯なし」での対応も可。ドリンクは芋焼酎「黒霧島」やチューハイなどがそろっています。

エネルギーがもらえるカウンター

毎日メニューが変わるランチはガッツリ系の「日替わり定食」とあっさり系の「きらく定食」。日替わりはボリュームあるメインに小鉢2種、きらくはメインと小鉢3、4種で多彩なおかずが少しずつ。いずれも800円のびっくり価格です。

取材日の「日替わり定食」のメインはコロッケ。

日替わり定食
日替わり定食

ご飯「小」の量の次はコロッケの大きさに衝撃を受けました。しかも2個って。隣のキウイと比べて、この巨大さ分かります?

コロッケとはいうものの、ミンチカツのようで食べごたえがあります。

火曜日に1週間分のメニューを考えるという飛鳥さん。決め手になるのは自身が食べたいもの、スーパーで並んでいる食材からのひらめき、だそう。
具がいっぱいのお汁は、かつお昆布出汁やいりこ出汁です。

取材日の「きらく定食」のメインはブリの照り焼き。小鉢を含めて和・洋・中が勢ぞろい。お酒が飲みたくなるラインアップですね。

きらく定食
きらく定食

6人がけの座敷席は2つ。

沈んでいるときは1人でカウンターに座るのもいいかと。

弥生さんと飛鳥さんが前向きな気持ちにしてくれるから。「お客さんとのコミュニケーションが楽しい。お疲れ気味の人にも料理と会話で元気になっていただければ」と声をそろえます。
エネルギッシュすぎる2人を受けとめきれるでしょうか!

米と汁のお食事処 きらく
住所:兵庫県姫路市青山3丁目36-1
営業時間:8:00~15:30(モーニング11:30まで。ランチ11:30から)
定休日:無休 ※火、水はランチのみ ※臨時休業などはインスタグラムで確認を
駐車場:あり
※問い合わせはインスタグラムのDMから

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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