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クーマン・バルサの新たな形。【4-2-3-1】に、メッシとグリーズマンという2人の「偽背番号9」

森田泰史スポーツライター
ドリブルするメッシ(写真:ロイター/アフロ)

バルセロナの周囲が騒がしい。

相変わらず、と言った方がいいかもしれない。今夏、リオネル・メッシが退団希望を表明したバルセロナにおいて、混沌の波は収まる気配を見せない。

ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に対する不信任動議に向けた動きが活発化し、1万6521票が必要ななか、2万731票が集まった。これから、ソシオ(会員)がバルトメウ会長の進退を決めることになる。

それだけではない。ロナルド・クーマン監督がリキ・プッチに移籍先を模索するように勧め、これに一部のバルセロニスタが拒絶反応を起こしている。

難航しそうな世代交代と、クラブ内のゴタゴタ。だが、クーマン・バルサに訪れた変化は、確実にある。

■システムチェンジ

第一に、システムチェンジだ。クーマン監督は伝統の【4-3-3】を捨て、【4-2-3-1】にチャレンジしている。

(4-2-3-1の図)

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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