アトレティコの優勝の可能性を検証。シメオネと4バックイズムの回帰。
ラ・リーガで、最も、「人間らしい」チームだ。
個人的には、そう考えている。アトレティコ・マドリーの話である。
そのアトレティコが、今季、強い。シーズン序盤こそ、新戦力の適応に時間がかかり、苦しんだ。しかしながら、徐々にギアを上げ、現在では首位バルセロナと3位レアル・マドリーの間に割って入り、リーガエスパニョーラで2位につけている。
■システムと原点回帰
この夏、大型補強が敢行された。だがディエゴ・シメオネ監督は迷っていた。誰を、どのように使うかを、だ。
契機になったのはベンフィカ戦(0−4)、ベティス戦(0−2)だろう。チャンピオンズリーグの試合とはいえ、リーグフェーズの段階で、ビッグチーム中のビッグチームと称することはできないベンフィカに、4ゴールを許しての大敗。リーガに戻ってきては敵地ベニト・ビジャマリンではベティスに完敗した。何より、選手たちが、無気力にプレーしているように見えた。
シメオネ監督は安定感を求めていた。考えたのは、【4−4−2】への回帰。以前のシステムに戻して、チーム全体をプレーさせることだ。
■バリオスの存在
また、【4−4−2】への回帰に関しては、パブロ・バリオスの復帰が大きかった。
この記事は有料です。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析の定期購読をお申し込みください。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析
税込550円/月初月無料投稿頻度:月3回程度(不定期)
※すでに購入済みの方はログインしてください。