対人関係で悩みを抱えているあなたへ 会話の中の小さなクセを治すだけで対人関係が激変する7つのルール
●対人関係の悩みが人生を決める
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
こう言ったのはアドラーだ。この名言に、共感しない人はいないだろう。
現代社会において「対人関係」ほど悩ましいものはない。上司との関係、部下との関係、お客様との関係――。
それらに問題がなければ、何もかもがうまくいく。そんな気はしないだろうか。
上司との関係がよければ仕事に打ち込めるし、部下との関係がよければチームは活性化する。お客様との関係がよければ仕事は楽しくなる。
いっぽうで対人関係が悪いと、どんなにポテンシャルがあっても、スキルが高くても、うまくいかないことが増える。
マジメな人ほど精神的にキツくなるだろう。
とはいえ、対人関係をよくしようとしても簡単ではない。心理学のテクニックを学んだり、コーチングの技術を身につけようとする人も多いが、それで解決できただろうか。
「単純なことを複雑に考える思考」が根付いてしまい、努力しているわりにはうまくいかない。頑張っているわりには対人関係を悪化させてしまう。そんな悪いスパイラルに陥っている人ばかりだ。
以前、職場の雰囲気をよくするために、いろいろな対策をとった会社があった。コンサルタントに3年で2000万円以上を支払って研修を受けたそうだ。しかし何一つ変わらなかったと聞いた。
ところが、である。私が社長にたった一つのアドバイスをしただけで、その職場は激変した。あまりにも簡単すぎる内容だったので、社長は当初「バカバカしい」と私のアイデアを一蹴した。
しかし、3か月後に「ものは試しだ」と社長は思い、実践したらすぐさま職場の雰囲気が変わったらしい。職場における対人関係もよくなり、チームの生産性も一気に高まったそうだ。
その私のアドバイスとは、
「全員が大きな声で挨拶する」
である。
どんなにコーチングやメンタリングの技術を身につけようが、挨拶の声が小さければ対人関係はよくならない。というか、そこで働く人たちの挨拶の声さえ大きければ、あとは何でもうまくいくではないかと社長も気付いたのだ。
このように、ちょっとした秘訣で、大きな成果を手に入れられることはある。そんな秘訣を知りたくないだろうか?
たしかに「大きな声で挨拶する」はとても効果がある。しかし全員がやって、はじめて絶大な効果を得られるものだ。
また、お客様に対しては、それほど効果はない。お客様に「大きな声で挨拶する」ことは当たり前だ。それだけでお客様から絶大な信頼を勝ち取ることはできない。
そこで今回は、誰もが知っているやり方で、その精度を上げるだけで絶大な効果を得られる方法をお伝えする。
職場全体で取り組む必要はない。
あなた一人でできることだ。対人関係をよくするうえで、まさに「盲点」と言える部分を改善する。
それだけで大きなリターンを得られる。
全員が大きな声で挨拶するだけで、チームの生産性がアップするように、それだけを意識して変えるだけで、対人コミュニケーションが劇的に変化し、
「意見を聞いてもらえない」
「話しかけても避けられる」
「会話の途中で遮られる」
「なんか認められない」
といった悩みは解消する。
誰とでもストレスなくうまくやっている人が、実は気付かぬところで、どんなことを心がけているのか。それも一発でわかるようになる。
仕事は楽しくなり、人生も豊かに感じられるだろう。
今回は、誰でもすぐに対人関係をよくし、成果も出せる方法をご紹介する。【6500文字】を超える大作だ。
今すぐご確認いただきたい。
●対人関係で最も大事なこと
対人関係を考える場合、絶対に気を付けなければならないことは、
・悪くしないこと
である。
どうやったら対人関係がよくなるのかを考える前に、悪くならないように気を付けよう。
では対人関係を悪くする原因は何だろうか? もちろん原因はコミュニケーションにある。子どもならともかく、相手の容姿や性格が原因で、関係がぎこちなくなることはまずないからだ。
キチンと会話が成立し、
「あの人はよくわかってる」
と思われたら関係が悪くなることはない。
では、関係を悪くさせないコミュニケーション技術とは何か?
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