島根県松江「彩雲堂」の涼やかな夏限定の和菓子「満天」と琥珀糖「氷彩」を冷抹茶とともに楽しむ
夏の和菓子はどれも目にも涼やか。
寒天を使ったものも多く、ツルンとした食感も楽しめます。
今回は、前回に続いて島根県松江の「彩雲堂」さんの和菓子にフォーカス。
夏限定の「満天」と琥珀糖「氷彩(ひいろ)」をご紹介します。
甘さ控えめで冷たい抹茶にぴったりですよ。
「彩雲堂」の夏限定の和菓子
前回の記事では彩雲堂の伝統的な和菓子「若草」を食べ比べしましたが、こちらは通年商品でしっかりした甘さがあるもの。
同じ彩雲堂でも夏限定の和菓子はもっと軽やかで甘さ控えめなので、今回は2つご紹介します。
涼やかな「満天」
夏の夜空をそのまま和菓子にしたような「満天」。
下の層は小豆羹、上の層は美しい青色に天野川のような白を流し込んだ錦玉羹、そして表面には金箔と銀箔がきらめいています。
美しい・・・
切る場所によってはこんな風にも。
少しずつ違っているのもまた風情があっていいですね。
私が購入したのは、「満天」のミニサイズ。
日持ちも常温で1ヵ月ほど。
冷やして召し上がるとおいしいですよ、とお店の方に伺い、冷やして冷抹茶とともにいただきました。
冷抹茶は苦渋味が出にくくさらっと飲みやすいので、このようなツルンとした甘さ控えめの和菓子がよく合います。
「満天」ミニサイズのパッケージはこのように満天の夜空をイメージしたもの。
パッケージを見てもなんだかワクワクしますね。
中を開けると紙箱の中に真空パックに入った満天が。
小ぶりなので6切れくらいに食べやすい大きさに切ります。
食べきれるちょうどいいサイズですね。
琥珀糖「氷彩(ひいろ)」
琥珀糖「氷彩」も店頭で見かけてあまりの美しさに購入してしまいました。
全部で5色の琥珀糖。
どれもきれいな形をしています。
ピンクはいちご、黄色はレモン、紫はぶどう、白は梅、青はラムネ、と5つの香りが楽しめます。
淡い色合いはハイビスカス、バタフライピー、クチナシの色素の着色料を使っているから。
琥珀糖は外は固く中は寒天で、シャリっとした食感が楽しい和菓子です。
いろいろなお店から出ていますが、こんなに上品なものはなかなかないです。
氷彩は甘さも控えめでこちらも冷抹茶によく合います。
夏限定のため・・・
と、ここまで食レポを書いておいて・・・彩雲堂さんのオンラインショップ(外部サイト)を見てみたら、「満天」も「氷彩」も先日まで販売されていたのですが、なんとオンラインでの取り扱いは8月8日までで終了とのこと。
もう立秋も過ぎ、和菓子はお着物などと同様、季節を先取りすることが多いからでしょうか・・・。
島根県の彩雲堂さんの店舗にはもしかしたらまだ販売があるかもしれません。
どうしても手に入れたい方は島根県にいらっしゃる方にお願いするなど試みてくださいませ。
もっと早くに記事にしていれば!一足遅かった!と後悔しておりますが、また来年のお楽しみに、と・・・。
お茶も和菓子も一期一会。
次は秋の和菓子に期待したいと思います。
簡単に冷たい抹茶を作りたい方はこちらの過去記事をご覧ください
超簡単「冷たい抹茶」の作り方!ボトルと抹茶があれば秒でできる裏ワザを日本茶のプロがご紹介
温かい通常の抹茶の点て方はこちらの過去記事の後半部分に掲載しています
美と健康と「抹茶」!海外の抹茶事情と抹茶の選び方