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超簡単「冷たい抹茶」の作り方!ボトルと抹茶があれば秒でできる裏ワザを日本茶のプロがご紹介

日本茶ナビゲーター Tomoko日本茶インストラクター
超簡単に作れる冷たい抹茶。抹茶、お水、氷、ボトルがあればすぐできる!

毎日暑いですねー。

涼やかに冷抹茶を点てて楽しみたいところですが・・・

時間がない!面倒くさい!そもそも茶筅なんて持ってない!

そんな声があちこちから聞こえてきて・・・

ならば!誰でも簡単においしい冷たい抹茶が作れるワザをお伝えしよう!とあいなりました。

日本茶ツウの間では割と常識だったりするのですが、一般的には知られていない(と思われる)裏ワザ、ご紹介します!

抹茶とボトルがあればでできる!超簡単!冷抹茶の作り方

とても簡単なので、夏休みのお子様と作っても楽しいですよ。

では早速用意するものをご紹介します。

【必要なもの】
抹茶 1.5~2g(ティースプーン軽く1杯)
 5個
 200ml
ボトル(写真は350mlサイズ)

これだけであっという間に作れちゃうのです!

超簡単!冷抹茶の作り方

では実際に作っていきましょう。

と、その前に、ひと手間加えるとダマができにくくなる方法をご紹介します。

缶からスプーン一杯抹茶をすくったままの状態はこちら。

このままだとダマができやすいのです。

缶からスプーンですくった抹茶。このままだとダマができやすい。
缶からスプーンですくった抹茶。このままだとダマができやすい。

これを茶こし(100均のものでOK)でこすと粒子が細かくなりダマができにくくなります

茶こしでこした抹茶。細かくなり冷抹茶を作ったときにダマになりにくい。
茶こしでこした抹茶。細かくなり冷抹茶を作ったときにダマになりにくい。

飲んだ後にグラスやボトルにダマが残っているとちょっと残念ですよね。

このひと手間を加えるかどうかで仕上がりが違ってきますので、ぜひお試しください。

これは通常の抹茶を点てるときも同じです。

【超簡単!ボトルでシャカシャカ冷抹茶】

①ボトルに抹茶をスプーン1杯入れる

②そこに水200mlと氷5個を入れて蓋をする

氷を入れることで、氷が攪拌の手助けとなり、氷水でも混ざりやすくなる。
氷を入れることで、氷が攪拌の手助けとなり、氷水でも混ざりやすくなる。

③20~30回程度シャカシャカ振る

水と抹茶がしっかり混ざった状態がこちら。底に抹茶が沈殿していたらもう少し振って攪拌してください。
水と抹茶がしっかり混ざった状態がこちら。底に抹茶が沈殿していたらもう少し振って攪拌してください。

④できあがり!そのまま飲んでも、グラスに注ぎ分けてもOK

グラスに氷を入れ冷抹茶を注ぐ。ボトルからそのまま飲んでもOK。
グラスに氷を入れ冷抹茶を注ぐ。ボトルからそのまま飲んでもOK。

すぐ飲む場合はプラスチックのボトル(100均にもあります)で、持ち歩く場合は保冷できるボトルで作ってもOK。

左は500ml入るサイズの保冷できるボトル。右はプラスチックの350ml入るサイズのボトル。
左は500ml入るサイズの保冷できるボトル。右はプラスチックの350ml入るサイズのボトル。

ボトルの大きさによって、材料の量を調節してください。

スッキリした味の冷抹茶

今回のレシピは通常の冷抹茶より薄いものになります。

泡はほとんどたちませんが、すっきりとした味で真夏にはこれくらいの濃さが飲みやすいのではないかと思います。

もっと薄い味が好みでしたら抹茶の量を少なめにしてください。

通常の抹茶よりカフェインが少なめ

冷抹茶は氷水で攪拌するため、通常の温かい抹茶より苦みが少なく、カフェインも少なめになります

ただし、カフェインがゼロではありませんので、カフェインが体内で分解できない乳幼児やご高齢の方、カフェインが苦手な方はご注意ください。

※たとえ抹茶(粉末)であっても「細かい粒子の茶葉」なので、熱いお湯の場合はカフェインが抽出されやすくなります。その場合は体内でも吸収されやすい状態になると思われます。

低温の氷水の場合はカフェインは抽出されにくいようです。

夏のおもてなしに!ワンポイントアドバイス

グラスに注ぎ分けて家族や友人とシェアするなど、夏の来客時のおもてなしにも喜ばれます。

すっきりテイストの冷抹茶は琥珀糖などの甘さ控えめなお菓子によく合います。
すっきりテイストの冷抹茶は琥珀糖などの甘さ控えめなお菓子によく合います。

たくさん作って残ったものは、冷蔵庫で保管してその日のうちに早めに飲み切ってください。

お茶のカテキンはは他の匂いを吸着する性質があるので、早めに飲んだ方がおいしいです。

しばらく置いておくと抹茶は沈殿するので、また少し振って攪拌してから召し上がってください。

できれば飲む量だけ作って、もっと必要になったらまた作る、などその都度こまめに作った方が香りも味もフレッシュでおいしく召し上がれます。

魔法瓶など保冷できるボトルに入れて持ち運びもOKですが、抹茶は他のお茶より酸化しやすい傾向があるので、早めに飲み切ってください。

上生菓子など和菓子と一緒に召し上がるなら、やはりきちんと点てた抹茶が一番です。

本格的な抹茶にもいつかチャレンジしてみてくださいね(過去記事はこちら)。

さ、ゆっくりテレビを見ながら、冷抹茶をいただきましょう。

日本茶インストラクター

【お茶の世界の扉を開く日本茶ナビゲーター】 日本茶専門店で7年勤務、茶道歴25年の経験を活かし、大手百貨店や外国の大学等でのワークショップで国内外2,000名以上の方に日本茶の魅力を伝える。 美味しい日本茶とそれにまつわる伝統工芸品を後世にも繋いでいきたい、日本茶への愛と想いで日本茶情報を発信中。 日本茶の商品開発、カフェ・飲食店での日本茶コーディネートや淹れ方指導も行う。 NPO法人日本茶インストラクター協会認定日本茶インストラクター(2004年取得)。 日本語教師(外国人対象)。

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