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3LDKが2398万円、大型のカスタム2LDKも。千葉県の完成済みマンションで特別販売

櫻井幸雄住宅評論家
家具付きで先着順販売されている2LDKは4LDKをカスタムしたもの。筆者撮影

 7月2日から、千葉県内の新築マンションで「3LDKが2398万円」という住戸の登録受け付けが始まった。「首都圏の新築マンションは平均価格が8000万円を超えた」とするデータも発表されるなか、破格の安さだ。

 2398万円の3LDKは、いわゆる「目玉住戸」。マンション購入に慣れたプロ、セミプロが一度は買ってみたいと考えるお買い得住戸である。

 これだけ安いと購入希望者が殺到するのは間違いない。なので、2398万円の3LDKは現在、登録受け付け期間となり、8月に抽選を行って購入者が決まる。つまり、誰でも購入できるチャンスがあるわけだ。

 一方で、「抽選だと、当たらない可能性が高い」とあきらめてしまう人もいるだろう。そんな人のために、先着順で購入できる住戸もある。

 たとえば、家具付きの3LDKが3198万円だったり、約78平米の4LDKを2LDKにカスタムし、豪華な家具付きで販売される4968万円の高層階・角住戸もある。

 通常の新築マンション販売にはない特別販売を行っているのは千葉県市原市内の「CANAL GATE CITYプロジェクト(ルネ市原八幡宿)」。東京駅から48分のJR内房線八幡宿駅を最寄りとし、同駅から徒歩9分の大規模マンションだ。

 すでに建物が完成したマンションであるため、残りわずかとなった住戸は、基本的にすべて見学可能。そのなかに、2398万円の3LDKや家具付きで間取り変更した約78平米・2LDKなどが設けられている。

 なぜ、そのような特別販売が行われているのか。そもそも、「目玉住戸」とは何か。 現地を訪ねて、特別販売の中身を取材した。

なかなか購入できない「目玉住戸」

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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