バルサがペドリとデ・ヨング不在で苦しんでいる理由。欧州の舞台で見えた光とシャビの挑戦。
一歩ずつ進むしかない、ということかも知れない。
バルセロナは先のチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でポルトに勝利。その後、リーガエスパニョーラ第9節でグラナダに2−2で引き分けている。
「僕たちは、ポルト戦の前に『ここでグループ突破の半分が決まるぞ』と話し合っていたんだ。どんな形であれ、勝利が必要だった。僕たちはボールを保持している時に良いプレーを見せる。だけど、ボールを持っていなくてもそれができると証明した」
「僕たちはポルトのプレスをうまく回避できなかった。でも、フットボールにおいては、相手のミスを突くことも重要だ。僕は与えられたチャンスを生かそうと考えている。バルサでプレーするには、高い代償が必要だ」
これはポルト撃破後のフェラン・トーレスの言葉だ。
■主力選手の負傷離脱
ただ、バルセロナに課題がないわけではない。
ひとつ、挙げられるのは、主力の負傷離脱だ。ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ペドリ・ゴンサレス、フレンキー・デ・ヨングが、現在負傷で戦列を離れている。
特に、デ・ヨングとペドリの不在は大きい。
デ・ヨングは昨年夏、移籍に近づいていた。財政面で問題を抱えるクラブが、デ・ヨングの売却を検討。エリック・テン・ハーグ監督が就任したばかりのマンチェスター・ユナイテッドが彼を狙っていた。
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