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バルサがペドリとデ・ヨング不在で苦しんでいる理由。欧州の舞台で見えた光とシャビの挑戦。

森田泰史スポーツライター
負傷中のペドリとデ・ヨング(写真:ロイター/アフロ)

一歩ずつ進むしかない、ということかも知れない。

バルセロナは先のチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でポルトに勝利。その後、リーガエスパニョーラ第9節でグラナダに2−2で引き分けている。

得点と喜ぶフェラン・トーレス
得点と喜ぶフェラン・トーレス写真:ロイター/アフロ

「僕たちは、ポルト戦の前に『ここでグループ突破の半分が決まるぞ』と話し合っていたんだ。どんな形であれ、勝利が必要だった。僕たちはボールを保持している時に良いプレーを見せる。だけど、ボールを持っていなくてもそれができると証明した」

「僕たちはポルトのプレスをうまく回避できなかった。でも、フットボールにおいては、相手のミスを突くことも重要だ。僕は与えられたチャンスを生かそうと考えている。バルサでプレーするには、高い代償が必要だ」

これはポルト撃破後のフェラン・トーレスの言葉だ。

■主力選手の負傷離脱

ただ、バルセロナに課題がないわけではない。

ひとつ、挙げられるのは、主力の負傷離脱だ。ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ペドリ・ゴンサレス、フレンキー・デ・ヨングが、現在負傷で戦列を離れている。

特に、デ・ヨングとペドリの不在は大きい。

ドリブルするデ・ヨング
ドリブルするデ・ヨング写真:ムツ・カワモリ/アフロ

デ・ヨングは昨年夏、移籍に近づいていた。財政面で問題を抱えるクラブが、デ・ヨングの売却を検討。エリック・テン・ハーグ監督が就任したばかりのマンチェスター・ユナイテッドが彼を狙っていた。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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