17歳以上のノルウェー人女性43%、男性14%がセクハラを体験 #MeToo
ノルウェーのダーグブラーデ紙によると、17歳以上の女性のうち43%がセクハラをされたことがあると答えた。
同紙では28日、「5人に2人の女性がセクハラ体験」と大きく報道されている。
調査は11月20~22日におこなわれ、918人が調査会社に電話で回答したもの。
「自分が望んでいない無礼なセクハラを体験したことがあるか」という質問に対して、43%が「体験した」、56%が「体験していない」、1%が「わからない」と答えた。
セクハラを体験したと答えた女性ほど、大学を卒業しており、年齢が若くなる傾向にあった。
セクハラをされたと答えた割合は、17~24歳で52%、25~39%で65%、40~59歳で35%、60歳以上は28%。
セクハラを体験したと答えた男性は14%で、86%がないと答えた。
ノルウェーでは#MeToo運動に伴い、各業界の女性たちが連名で告発文を公開し始めている。
教育現場などでのセクハラや性被害も調査されており、今後はIT業界からの告発があるとみられている。
各業界では、リーダーたちがこれまでセクハラ対策をしてこなかったこと、リーダーや企業は部下から相談があっても、どう対応していいか分からずに問題が放置されていた状況が明らかに。
被害を訴えた者が職を失い、加害者はそのまま職場に残り続けたケースもいくつも報告されている。
権力のある強者による、若い弱者に対しての被害を減らすために、これからの世代のために、改善しようという動きが強まっている。
Photo&Text: Asaki Abumi