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久保建英に、何が起きているのか?

森田泰史スポーツライター
競り合う久保とカルバハル(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

何かが、起きている。

リーガエスパニョーラ第37節、レアル・ソシエダは敵地ビジャマリンでベティスに勝利した。6位のポジションを確保して、来季のヨーロッパリーグ出場権獲得。だが、この試合、久保建英は出場しなかった。

開幕戦でゴールを決めた久保
開幕戦でゴールを決めた久保写真:なかしまだいすけ/アフロ

思えば、今季、始まりは素晴らしいものだった。

開幕節のジローナ戦で早速ゴールをマークすると、リーガ第8節までに、久保は5得点を挙げた。ダビド・シルバが不在になったソシエダで、チームの中心になるのは彼だと多くの人が思ったはずだ。

しかしながら久保は“失速”した。リーガのラスト10試合で、スタメンフル出場を果たしたのは2試合のみ。最後に得点をマークしたのは、第25節のマジョルカ戦だ。

■ベッカーの台頭と戦術の変更

久保の失速の要因は、いくつかある。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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